【BUBKA1月号】櫻坂46 菅井友香×田村保乃「櫻花爛漫」

10月に開催されたラストライブで欅坂46としての活動に幕を閉じ、改名して新たなスタートを切った櫻坂46から菅井友香と田村保乃が登場。

出会いと別れ、終わりとはじまりを経験した彼女たちがいま、澄み切った秋空の下で満開の笑顔を見せてくれる。

哀愁の『二人セゾン』

――まず先日の「THE LAST LIVE」を終えられての率直な感想を教えて下さい。

菅井 グループが一つの転換点を迎えるんだな、ということを感じながらのライブでした。正直、リハーサルでは、寂しい気持ちはあるけど、現実感は乏しかったんです。でも、本番のライブを進めるなかで「あぁ、この曲も、この曲も、披露するのは最後になるのかな」って実感が湧いてきて。そうすると、曲が違うふうに聞こえたり、歌詞がいままで以上に刺さったんです。

田村 わかります! 歌詞の意味や心情を考えることは、今までもずっと意識してきたんですけど、ラストライブは考えなくても歌詞が自分の中にスッと入ってくるような感覚がありました。特に『太陽は見上げる人を選ばない』の時は、じわじわと歌詞が体の中を巡る感じがあって、「あ、この感覚初めて」って。

――『太陽は見上げる人を選ばない』のとき、田村さんの目に光るものがあったように見えたのも……。

田村 そういうことだったと思います(笑)。

――みなさん、涙は見えるんだけど、目元にキラリと光るぐらいというか、嗚咽して歌えなくなるみたいのはなかったですね。

菅井 「欅坂46としてできる最後のライブ」なので、今までで一番いいものを見せたいという気持ちが凄く強くて。だから個人的には「絶対に泣かないぞ!」って気持ちでした。ただ、すごく昂ぶる瞬間があったり、いろんなことが蘇ってきて、どうしても堪えるのが難しかった瞬間はたくさんあって。そういう思いも含めて、大切に噛みしめながらのパフォーマンスになったと思います。

田村 菅井さんがおっしゃった「絶対泣かない」っていうことは、私も含めてみんな思っていた気がします。やっぱり欅坂46は「かっこいい」っていうイメージがあるグループだと思うし、私もその一員としての自覚を持って「かっこいい欅坂46」で終わりたいなっていう気持ちがあって。多分、みんな「泣いていいよ」って言われたら絶対「ダー」って泣いてたと思うんですけど(笑)。でも無理に泣かないようにしてたというよりは、笑顔が勝ってたと思います。うるうるしてるんですけど、それ以上に笑顔。それがすごく素敵だなって思いました。

――特にポップなカラーが強かった2日目はそれを感じましたね。一方でハードなカラーの強かった1日目は、笑顔よりもシリアスな表情が印象的でした。

菅井 1日目は「あぁ、ついに来たんだ……」みたいな感じで、現実が押し寄せた瞬間でした。「そこで初めて知る感情」もあって、始まる前から泣いちゃいそうなメンバーもたくさんいたんですけど、でもそういう昂りや感情を、パフォーマンスの中では味方にして、爆発できたんじゃないかなって思ってます。


ーーグラビア&インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA1月号にて!


すがい・ゆうか
1995年11月29日生まれ、東京都出身。愛称は「ゆっかー」。


たむら・ほの

1998年10月21日生まれ、大阪府出身。愛称は「ほの」「ほにょ」。