【BUBKA2月号】日向坂46 潮紗理菜×富田鈴花「笑い声の裏に隠された見せない努力」

異国の地の音色につられて行き着いた先には、楽しそうに謎の玉を鳴らしている2人の姿があった。

話を聞いてみると、迷いながらもやっと自分たちの進む道が見えてきたらしい。

迷走期間を脱する兆しが見えて、生き生きとしている2人の背中はどこか大きく見えた。

始まりはギロ

――2020年は世界全体が大変な年で、日向坂46も春の全国ツアーが延期から中止になってしまい、「勝負の1年」はどうなってしまうんだろうと思っていましたが、テレビ番組の出演の多さに驚きつつ安心しました。

潮・富田 ありがとうございます。

――『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)を観て起用されたケースも多いように感じますが、この1年の『ひなあい』で2人は前向きに変化したように見えます。

 私はグループに入った時からバラエティ番組への苦手意識が強くて、カメラが怖くなっていた時期もありました。本当はしゃべることが大好きなのに、『ひなあい』の収録では不完全燃焼なことが多かったんです。自分ができないことでメンバーに迷惑をかけてしまったんですけど、みんなは「大丈夫だよ」と温かい言葉をくれて寄り添ってくれて。さらにオードリーさん、サンシャリーナ(潮のファン)のみなさんのおかげで、今はありのままの自分でお話できるようになりました。

富田 紗理菜さんもそうですけど、いまはメンバーそれぞれが自分のキャラを見つけて、優劣なく活躍できている状態なんです。私は「ガツガツいかなきゃ」と勝手に気負っていた時期もあったけど、いまはバラエティ番組を観ている感覚で楽しみながら収録に参加できてます。

――オードリーさんはどんな発言も一旦受け止めてくれますよね。

 頭の中で「『面白くない』とか『長い』と思われたらどうしよう」「収録を邪魔して迷惑をかけてしまうかもしれない」と考えて、発言を躊躇してしまうこともあったんです。だけど、オードリーさんが1回受け止めてくれることが分かってから、安心して自分を出せるようになったんです。

――潮さんの「ひみつ道具」はスタッフさんとの打ち合わせで何を持っていくか決めるんですか?

 最初は違って。お誕生日企画(19年9月15日放送「1人寂しい若ちゃんの誕生日をみんなでお祝いしましょう!」)で「プレゼントを持ってきてくださいと言われたので、純粋に「カエルのギロ」をプレゼントしたいと思ったんです。私にとってはそれが普通で、「面白いモノを持ってきたぞ!」という狙いはなかったんです。それからはスタッフの方に「何かある?」と言われるようになって、「これは面白いと思ってくれるかな」と『ひなあい』のことを考えて選ぶようになりました。


ーーインタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA2月号にて!


とみた・すずか
2001年1月18日生まれ、神奈川県出身。愛称は「おすず」。

うしお・さりな

1997年12月26日生まれ、神奈川県出身。愛称は「なっちょ」。