【BUBKA3月号】コロナが変えたメディアのカタチ 杉作J太郎

収まることを知らないコロナの猛威。いま、メディアはどうあるべきなのか。そして我々はこの世界をどう生きればよいのか。昭和の男と新世代に、コロナ2年目を生き抜くチカラとそのヒントを訊いた。

コロナと過ごした1年

 昨年は新型コロナが酷くなった3月以降、驚くことに愛媛から出ていませんね。こんなことって高校生以来ですよ! なので、すっかり気持ちが高校生に戻っています。そんな気がしていたら、映画から音楽から自分の好きなものが高校生の頃から全く変わっていないことに気づきまして。仕事でいえば、昨年は学生時代から好きだった近田春夫さんの本にイラストを描かせてもらいましたし、ラジオ番組でも僕が高校1年だった頃に観た『八つ墓村』(松竹)、『江戸川乱歩の美女シリーズ』(テレビ朝日)といった1977年作品の話題で盛り上がったんですよ。僕も多趣味な人間と言われてきましたけど、実際は何も変わっていなかったというね。だから今はチェリーボーイ2期を迎えていますよ。麻雀だったら原点(2万5千点に)に戻ったカンジなんだよ。

 つまりコロナ禍によって、それまで装飾されていたものが取っ払われて、その人の本質が見えている状態になったんじゃないかと。自粛によって人とのふれあいや出会いが遮断され、人間関係もクリアになった。だから、あっちにもこっちにもいい顔をしていたような人は今、厳しいですよ。行動や活動がシンプルになった今、人間の真実があぶり出されている。そんな気がします。


ーーインタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA3月号にて!


すぎさくJたろう
「狼の墓場プロダクション」代表。詩人・漫画家・俳優・映画監督とマルチに活躍。現在は南海放送のラジオ番組『電撃!杉作J太郎のドッキリないと5』(月~土19:00 ~ 21:30)、同局の配信番組『杉作J太郎 松山サミット』(毎月どこかの月曜20:00 ~ 22:00)でディスクジョッキーを務めている。