【BUBKA6月号】私立恵比寿中学 短期集中連載 Never Ending Ebi Story ~新たな仲間を求めて~ #4 真山りか 「どう成功につなげていくか、それだけです」
いよいよ間近に迫る、新メンバー加入の時。
6人体制に幕を閉じ、新たな章が開幕しようとしているいま、真山りかは何を思う?
現体制メンバーラストであり、唯一のオリジナルメンバーでもある彼女が届ける魂のインタビュー。
なるようにしかならない
―― 新メンバーオーディションの話の前に話しておきたいんですが、悪性リンパ腫の治療で活動休止中の安本彩花さんが寛解したことが、先日公表されました。
真山 私たちは少し前に寛解を知らせてもらっていたんですけど、治療が終わったタイミングあたりで本人に会ったときもすごく元気そうだったし、本当に良かったと思っています。こういう病気って早期発見であること、ちゃんと体力があることが大事なんだなと思ったし、あらためて自分自身も健康に気をつけなきゃいけないなと思わせてくれたし、何より「よくぞ戻ってきてくれた!」っていう気持ちです。この連載のインタビューで(星名)美怜ちゃんも言ってたけど、あやちゃんにはとにかく「焦らないで。大丈夫だから」って。
―― 安本さんは、この号の発売日にファイナルを迎えるライブシリーズ『私立恵比寿中学 Best At the moment series 「6Voices」』でもステージに立とうとしていたと聞きました。
真山 そうそう。本当に焦っちゃうの、あの子は(笑)。お願いだから、焦らないでほしい。自分自身のためにも、みんなのためにも焦らず、無理をせず。でも、本当に安心しました。良かった!
――1月1日に新メンバーオーディション開催が発表されて、2月いっぱいで募集が締め切られ、約7000通の応募の中から候補者が選ばれ、今号発売時には合宿も終わっていて、5月5日に新メンバーがお披露目されるという状況ですけど、今の率直な気持ちは?
真山 楽しみは楽しみですよ。新メンバーが決まるまでは何もわからないし、合宿にも私たちメンバーは参加させていただくんですけど(取材時に合宿は未開催)、そのときに初めて新メンバー候補がどんな子なのかを直接知るので。だから、楽しみは楽しみだけど、今はまだ何もわからないっていうか。
――今、「楽しみは楽しみ」という言葉がありましたけど、正直くやしさや心残りはあるんじゃないかと思います。というのも、本当ならば今の6人体制のお披露目となった18年1月4日の日本武道館ライブ『ebichu pride』で、新メンバーオーディション開催がサプライズで発表されるはずだった。しかし、6人のライブが想像以上に素晴らしかったことで、新メンバー募集は急きょ取りやめになった。そう考えると、今の6人のエビ中は6人の力で掴み取ったエビ中だし、だったらなおさら自分たちで掴み取った6人の時代をここで終わらせるのは、無念なんじゃないかなって。
真山 そうですね。この6人のエビ中を完成させてから次に進みたかったっていう気持ちは、やっぱりあります。その気持ちは、今でも持ってるし。実は、去年の1月に藤井(ユーイチ)さん(エビ中チーフマネージャー)に新メンバーを入れたいみたいな話をされたんですけど、そのときはあやちゃんの状況もちょっとわかんなかったから、あやちゃんが帰ってくるまで待ってほしいって言わせてもらって。それで藤井さんにその気持ちを汲んでもらって、1回新メンバーオーディションの開催発表を伸ばしたんです。でも、そこから自粛になっちゃって、あやちゃんもいつ戻ってくるかわからないから、何かを進めるためには、やっぱりアイドルは刺激や変化が大事だと思うから発表するっていうことになって。発表するまでは不安でしょうがなかったし、6人で何かを成し遂げられていないのに発表しなければならないっていう苦しさは、すごくありましたね。ただ、この数カ月を新メンバーオーディションの開催を発表してから過ごしてきて、その中で今回は「6Voices」というライブシリーズもやらせてもらって、何も成し遂げられてなかったわけじゃないんだなって感じることが増えたんです。特に、『MUSiC』と『play list』というアルバムを出せたことは、今考えると6人のエビ中としての集大成だったなって思えるようになって。
――エビ中の金字塔ですよね。
真山 そう。だからこそ、あの路線でまだ戦えるっていうくやしさはいまだにあるけど。でも、自分たちは曲を作る人たちじゃなくてアイドルだから。作ってくださった曲に魂を込めて歌う人たちだから。そこですよね。私は、そこでしかないなと思って。私たちは、そこで(新メンバーが加入することによって)新しい(音楽的可能性も求める)選択をするために、一歩踏み出したっていう感覚に近いのかなって思います。今は。
――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA6月号にて!
まやま・りか
1996年12月16日 生まれ、東京都出身。出席番号3番。アイドル界のてっぺん先を睨んで駆け登る、エビ中のハイテンションガールフレンド。ソウルフルな歌声と、甘く麗しい声を使い分けファミリーを誘い出し生涯忘れることのない思い出を植え付ける。愛称は「まやま」。
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