【BUBKA8月号】『Rの異常な愛情──或る男の日本語ラップについての妄想──』 「番外編(with テークエム&KennyDoes )」

今なお続くコロナの影響、そして日増しに極まる「Rの異常な多忙」でイベント開催が難しい中、「どうする、今月のページ!?」ということで、今回は梅田サイファーから強力な助っ人である2MCをお迎えしました! 「この3人で次回イベントのテーマを決めよう!」&「梅田サイファーメンバーの新譜について語りつくそう!」という名目で行われた緊急座談会。トークは当然、深い時間まで続きました!

内なる「K」

――梅田サイファー『ビッグジャンボジェット』のリリースに続いて、KOPERUくんはKOPERU&ISSEIとして『Codename』、KennyDoesくんはKennyDoes&Cosaquとして『NEVER CHANGE』を、そしてteppeiくんは『Arrhythmia』をリリースしましたね。

R‐指定( 以下、R) KOPERU&ISSEIの『Codename』はラジオでも紹介したのでググって貰えれば文字起こしが出てきます(笑)。なので今回はKennyDoes&Cosaquの『NEVER CHANGE』の紹介からできればと。個人的には、今回はKennyのやりたい音像が思い通りに出来たんかなと思ってます。歌い方にせよ、メロディにせよ、フロウにせよ、あとビートの感じも。Cosaquさんと2人でガッツリ組んで作ったっていうのもデカいのかな。

――オートチューン掛けても掛かりすぎてないのは、もともとのピッチがしっかりしてるからだろうし、「メロディを形にする人」としての魅力が今回はよく出てますね。

KennyDoes(以下、K)  ありがとうございます。

R 基本的に何でもできるんですよね、Kennyは。

K 僕はとしては〝DAYZ〞がめっちゃ気に入ってるんですよね。特別難しいラップもしてないんですけど、めっちゃ格好いいビートに、気持ちいいラップが乗るっていう、気分のいい曲になったんじゃないかなと。

R 一曲自体の尺は結構コンパクトなんやけど、3曲それが並んでることで一つのブロックになってるみたいな、構成も含めてめちゃめちゃ良くできたアルバム。

――ミックステープっぽい感触があるよね。

K それはめっちゃ意識しました。ツルッと一枚聴けるみたいな。

テークエム(以下、T) Kennyの曲って、聴くシーンがちゃんとある。

K 自分が曲聴くときにも「このシーンに聴きたいな」とか思う方やからかな。

T 梅田サイファーを例に出すとさ、〝トラボルタカスタム〞とか「いつ聴くの?」っていう(笑)。好きやったら聴くけど、でも、「シーンは?」みたいな(笑)。

――「パーティのときに」「料理しながら」とか、そういう背景は作りづらいよね。

T でもKennyの曲は、例えば〝24〞とか、帰る時に聴きたくなるやん?

K 「帰ろう」曲ですね。そういう曲を聴くときの背景を考えるのは好きかも。

R 後半のメロウな流れは、めちゃくちゃちゃんとした計算のもとに、そういう並びになってるなって。

T 〝Wish You Were Here〞はこれが出てきたとき「おわぁー!」ってなったな。

R テークさんとメールしたもんな、この曲について。

T 「これ、来たな」って。

R「すごいことしてるな」って。

K うれしいなぁ。

R この曲は俺ら世代のラッパーには全員の無意識下にある畠山貴志の……。

K なんで本名(笑)。KREVAさんね。


――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA8月号にて!


梅田サイファー 大阪・梅田駅近くの歩道橋の上で行われていたサイファー(複数人が輪になり即興でラップをすること)の参加者によって生まれたヒップホップ集団。梅田サイファーとして『Never Get Old』、『トラボルタカスタム』、『ビッグジャンボジェット』などをリリースするほか、各メンバーが精力的にソロ活動を行っている。