【BUBKA 11月号】欅坂46 石森虹花×小池美波×土生瑞穂 インタビュー 『太陽に負けなかった理由』
1ヶ月の間に全国6ヵ所で11公演を行うハードスケジュール。近年稀に見る冷夏だったとは言え、メンバーの体力は容赦なく奪われていったに違いないが、そんな極限状態の彼女たちを意外なものが支えていたという。そして、センター不在のあの日。仲間のピンチを契機に、それぞれが愛を思い、殻を破り、覚醒する。
ふーちゃん動画
―まずは、ツアーに入る前のことからお聞きします。7月下旬にリハーサルが始まったんですよね。
土生 そうですね。
石森 コニファー(「欅共和国2017」富士急ハイランド・コニファー公演。7月22日、23日)が終わった翌日の夜から、ツアーのリハが始まりました。
小池 ダンストラックもあったので、それにも時間がかかっちゃって。通しでやることがなかなかできなかったよね?
石森 うん。
―ということは、かなり不安を抱えたまま初日を迎えたのでは?
土生 そうですね。初日の神戸(8月2日、ワールド記念ホール)の会場に入って、場当たりをして、繰り返して体に入れて。
石森 直前に"つなぎ"(曲と曲とをつなぐパート)も作ることになったんです。それもあって、初日のリハは、頭に入れることを最優先することになりました。
小池 ユニット曲も初めてのメンバーが多かったから、そこに時間をかけてリハーサルをしました。
石森 毎公演午前11時に会場入りして、開場のギリギリまでリハをやっていました。それをやらなかった公演はないです。
土生 メイクの時間よりもリハを優先で。
石森 みんなあわあわしながらメイクしてたよね(笑)。
土生 人生で一番頭を使った期間でした。
石森 公演を終える度に課題が増えていくんですよ。課題と欲が。ああしたいこうしたいってなって、そうするとどの公演もそうなってしまうっていう。
―セットリストをもらう段階で、コンセプトの説明はありましたか?石森 アルバムのタイトル『真っ白なものは汚したくなる』にちなんで、セットも汚れていますとか、メンバーが登場してポーズを決めた瞬間、衣装を汚すように見せる演出になりますとか、全部説明はありました。曲の順番についてもそうですね。
土生 でも、初めから飛ばすセットリストだよね。
小池 27分間ノンストップで。
石森 そう! 体力的にヤバいんです。
小池 最初のMCではみんな息を切らしてて(笑)。顔も真っ赤で。
石森 髪の毛もぐちゃぐちゃで。でも、セットリストをもらった時点で、カッコいい世界観だなと思っていたので乗り切れました。
―初日までの段階で、メンバー全員で話し合いはありましたか?
石森 それが、お仕事の関係でなかなか全員が揃うタイミングがなかったんです。いままではメンバーで固める時間もあったんですけど、それ以前に、それぞれが振り入れに必死だったんです。まずはきちんとパフォーマンスできるレベルに持って行くことを最優先していたので、ツアーが始まる前には話し合いはしませんでした。
土生 そうだったよね。
石森 でも、公演を重ねていくうちに変わっていきました。MCの打ち合わせをみんなでしたり、ふーちゃん(齋藤冬優花)が先頭に立っていろいろやってくれたりして。毎回ふーちゃんがその日の夜にダンスの動画をまとめて、みんなに送ってくれるんです。「ここは妥協したくないポイントだから、意地でもきれいにやろう」とか。
―― インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA2017年11月号にて!
小池美波
こいけ・みなみ●1998年11月14日生まれ、兵庫県出身。昭和を愛しながら平成のアイドル界を駆け抜ける、タイムトラベラー系女子。トマトが苦手過ぎて、トマトを食べている人を見ると力が抜け、アゴがラクダのようになるという謎の現象が体に起こる。愛称は「みーちゃん」。
土生瑞穂
はぶ・みづほ●1997年7月7日生まれ、東京都出身。清楚で心優しくスタイルも抜群という、欅坂46のフローラ的存在。ご飯のお供はコーラが基本だが、自分以外のメンバーがお茶などを飲んでいるのを見ると恥ずかしくなるらしい。お茶だと飲んでる感がないとのこと。愛称は「はぶちゃん」。
石森虹花いしもり・にじか●1997年5月7日生まれ、宮城県出身。キレキレのダンスでステージに虹をかける、レインボーダンサー。おばあちゃんの影響で着付けが上手く、握手会でメンバーが着物を切る際には、ブログを確認する限りほとんどが彼女に着付けをしてもらっている。愛称は「にじか」。
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