【BUBKA 11月号】欅坂46 尾関梨香×原田葵 インタビュー『明日からまたツアーがしたい』
いろんなことがあった全国ツアー、辛いことも多かったと思う。
しかし、当人たちはそんなこちらの心配をよそに、小学生が楽しかった夏休みの思い出を語るかのように笑顔で話す。
大きく成長した自分を向き合い、いま彼女たちが抱いている思い、それはあまりにも意外な願望だった。
自分を変えた夏
―欅坂46にとって怒涛の夏だったと思います。終えてみていかがですか?
尾関 ここまで長期間のライブは初めてで、ずっとメンバーと一緒にいたのは、去年の『徳山大五郎を誰が殺したか?』以来でした。メンバーの知らなかった部分を知ることができて、団結力が強くなったと感じた夏でした。今までは余裕がなくて、メンバーのことを気にかける余裕がなかったんですけど、ライブって自分だけが突っ走っても上手くいかないんです。誰かが上手くいかない時は、誰かが手を差し伸べないといけないんだということに、改めて気づかされました。
原田 メンバーと長い時間を過ごしたぶん、普段そこまで話さないメンバーとコミュニケーションをとる機会が増えました。みんなで話し合う機会もあったので、仲間としての絆が強くなったと思います。
―キーワードとしては、「団結力」と「絆」ということですね。
原田 今回はアルバムの新曲を披露したんですけど、振り入れをしないといけない曲がいくつもあって、覚えるのが不得意なメンバーもいるから、夜中まで覚えているコをみんなで支えたことも、このツアーでよかったなと思えることでした。
―今までのシングル制作やライブの時って、2人は意見を言うほうでしたか?
尾関・原田 (顔を見合わせる)
尾関 2人は結構似ていて、思ってることはあるけど、みんなの前では言わないっていう……。
原田 そうだね。
尾関 ふーちゃん(齋藤冬優花)を経由して、言ってもらうっていう。
原田 「私はこう思うんだけど、どうかな?」って言うと、ふーちゃんが、「聞いてー!」って。
尾関 通訳してもらう感じでした。でも、この夏で変わりました。みんなの前で言えないということにモヤモヤしているんだって気づいたんです。ライブの中盤、名古屋を過ぎてから、「思ってるなら言おう」って決めて、「もうちょっと揃えられると思うよ」って言ったんです。
―ついに動いたんですね!
尾関 リハ中だったんですけど、そしたら、みんなが聞いてくれて。言ってよかったなって思いました。
―どういう状況だったんですか?
尾関 『エキセントリック』の間奏でしゃがんでダンスするところがあるんですけど、私は一番後ろにいるからみんなが揃ってるかどうか、見えるんです。それを言ったら、ふーちゃんが、「じゃあ、やろうよ」って言ってくれて。
―めちゃくちゃ緊張しませんでした?
尾関 いや、もうめっちゃ緊張しました。自分が何か言うことで、メンバーはどう思うんだろうってすごく気になってて。
―― インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA2017年11月号にて!
尾関梨香
おぜき・りか●1997年10月7日生まれ、神奈川県出身。不死身の遺伝子を受け継ぐ破天荒ファンタジスタ。この夏遂に「ふらっぺ」(飲み物の)を発見。二日に一度は飲むハマりぶりで時代に追いつき、尾関の女子力が12上がった。愛称は「おぜき」。
原田葵
はらだ・あおい●2000年5月7日生まれ、東京都出身。食欲の秋を謳歌する、はらぺこあおいむし。ブログにて「アイス禁止」を宣言するも、五日後に作ろうと試み、八日後にはクリスピーかカップで悩み、十日後には食べていた。愛称は「あおい」。
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