【BUBKA 8月号】 けやき坂46 佐々木久美 インタビュー 「たった一つの青春」

鮮烈で強烈で苛烈な漢字欅に対し、どこか穏やかな風が吹いているひらがなけやきの世界。

しかし、彼女たちもまた、自分たちだけのオリジナルストーリーを作ることを宿命づけられた挑戦者なのだ。

そして、そんなグループを束ねるにふさわしいキャプテンはきっと彼女のような人だ。


色と色

――1stアルバム、おめでとうございます。リード曲『期待していない自分』はどんな曲ですか?

佐々木 今までのひらがなのイメージとはちょっと違って、誰でも感じたことがある葛藤が描かれています。迷いはあるけど、前を向こうみたいな。すごく青春感があるなと思いました。

――若い人ならではの葛藤が書いてあるんですね。

佐々木 でも、その悩みは若い人だけじゃなく、どなたでも共感できるはずです。タイトルが『期待していない自分』だから、自分に期待していないっていう人ほど、どこかで期待しているよねっていうのを歌詞から感じました。

――メンバー同士で歌詞の読み合わせはしましたか?

佐々木 はい。いつもTAKAHIRO先生が振り付けをしてくださる時に、「この歌詞はどういう意味だろう」と、考えを共有する時間を作ってくださるので。今回でいうと、先生は歌詞カードを見ながら、「この曲はどういう曲だと思う?」とみんなに聞いてくれました。やっぱりパフォーマンスをする上で全員の気持ちを揃えないといけないので、みんなで歌詞の意味を確認しました。

――まさにタイトルの『走り出す瞬間』というのも今の自分たちを表しているということなんでしょうね。

佐々木 そうです。このアルバムが初めての〝自分たちだけのCD〞なんです。自分たちがリード曲を歌うということも初めてです。まさにここから走り出すっていうのがいいなと思いました。

――今年に入って、ひらがなとしての活動が活発になってきました。日本武道館のコンサートもそうですし、ひらがな単独の番組が始まったこともそうです。そんな状況をどう捉えていますか?

佐々木 武道館3DAYSができたのは自分たちの力だけではないので、自分たちがこれをやったからこういう結果になったという実感はあまり持てていません。漢字さんのことを知っている方は多いと思いますけど、私たちはまだ知名度もありませんから。その機会を与えて頂いたという感覚です。


―― インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA 8月号にて!


ささき・くみ●1996年1月22日生まれ、千葉県出身。グループのキャプテンに就任した、ひらがな艦隊の艦長。抜群のリーダーシップで彼女たちを束ねており、世界中にハッピーオーラを広めるために、群雄割拠のアイドル海を現在航海中! 愛称は「くみ」。