【BUBKA 5月号】SKE48 松村香織×湯浅洋 インタビュー「SKE48をやり切る方法」

互いに認めたくなかった。だけど認めざるをえなくなった。

本気でぶつかりあったからこそ生まれた強敵(友)の絆。

恩讐の彼方に答えは見つかったのか? 

長きにわたる遺恨試合、決着の時は今──!

深夜徘徊

――湯浅さん、松村さんの第一印象って覚えていますか?

湯浅 しゃべり方が今よりもわざとらしかったよね。舌っ足らずで。

松村 あれが素だったんですよ。メイド喫茶の時代はああいう話し方だったから。

湯浅 第一印象は「癖が強い」だった。

松村 私から見た湯浅さんの第一印象は、だーすー(須田亜香里)が距離を詰めようとした人(笑)。誰が偉い人なのか、だーすーはすぐ見抜いて、話しかけてて、すごいなと思った。

湯浅 それ、須田の印象じゃん(笑)。

松村 私は湯浅さんから距離を取って観察してたかな。湯浅さんも3期生のことを観察してたけど。レッスンを見に来たりしてて、怖かったです。目つきも鋭かったですよ。

湯浅 3期生までは特にそうなんだけど、SKE48をこれから伸ばしていかなきゃっていう責任感が強かったんだよね。僕自身もこのグループを続けていくんだという思いが強かったし。AKB48に追いつけ追い越せって、メンバーに発破をかけたかったから厳しくしていたのは事実だと思う。松村は本当にマイペースで、僕に一番怒られたメンバーだよね。

――何をして怒られたんですか?

湯浅 夜中にフラフラ買い物したりするんですよ。未成年じゃないにしても、連絡がつかないとこっちも心配するじゃない。待ってると、自転車でふらふら帰って来るんですよ。

松村 ドンキに行ってました(笑)。

湯浅 松村も悪びれもしないわけ。「私、何かしました?」みたいな顔をするからムカついてね(笑)。「ケータイのバッテリーが切れちゃって」とか言い訳してましたよ。

松村 多分、切れてないですね(笑)。湯浅さんからの電話は怖くて出たくなかったんです。

――松村さんがGoog le+(ぐぐたす)を利用して台頭した時期がありましたよね(2012年頃)。そのことを湯浅さんはどうご覧になっていましたか?

湯浅 怒られても我が道を行くタイプですから。僕はそこを伸ばしてやりたいと思っていました。スポンサーさんに迷惑がかからない程度なら、好きにやっていいと。

松村 あの時期は湯浅さんを怖いと思ってたから、怒られたくないっていうのはありましたよ、私は。だって、湯浅さんと会いたくないから、見つからないようにレッスン場から屈んで帰ってましたもん。裏口から帰ったり。


――インタビュ―の続きは絶賛発売中のBUBKA 5月号にて!


まつむら・かおり
1990年1月17日生まれ、埼玉県出身。「今の私が全盛期」を身をもって証明し続ける奇跡の17(29)歳。(自分が)結婚したいアイドル第1位。愛称は「かおたん」。

ゆあさ・ひろし

SKE48初代&第4代劇場支配人。(漫画『AKB49 ~ 恋愛禁止条例~』内で)秋元康プロデューサーを劇場に入れさせなかったことでも知られる熱血漢。なんだかんだで愛されている。