【BUBKA2月号】アメフラっシ「アメフラっシのアメとムチ」最終回 4thワンマンライブ『なんだ神田アメフラ』レポート
約1年続いたこの連載も今回で最終回となりました。
幾多の困難を乗り越え、4人となったアメフラっシ。
ラストは、新体制の第一歩となった4thワンマンライブに密着。
その様子をメンバーの言葉とともに振り返ります。
夢に向かい、ただひたすら前に進む彼女たちを知ってください!
最後の追い込み
令和元年12月15日。
この日、アメフラっシは4人のメンバーによる「新体制」での第一歩を踏み出した。
前日となる14日、西武園ゆうえんちでのライブをもって大平ひかるが脱退。そこから1日も空けずに再出発する。流れとしては、これがベターなのだろうが、いざステージに立つ側としては、そうもいってはいられない。
「本当はカッコよく『大丈夫ですよ!』と言いたいところだけど、これはもう本当に大変でした。直前まで怒濤の日々でした」と市川優月は述懐する。
「リハーサルも14日と15日のものを同時にやる感じで、日によっては午前中に15日のリレッスンをやって、夜には14日のレッスンを……みたいなこともあったので、もう頭の中がいっぱいいっぱいになっちゃいましたね」
5人から4人になることで、フォーメーションや歌割りも変わる。ユニット曲に関していえば、前日までパフォーマンスに参加していなかったメンバーが新たに加わる楽曲もある。準備期間ナシでの移行はかなりハードルの高いものだった。
「でも、ステージに立ったら、そんなものは吹っ飛んじゃいました。お客さんの表情がよく見えるんですよ。振り付けが変わったところになると『あっ、変わった!』ってお客さんがびっくりしてくれているのがわかったので、やってて楽しかったです」(鈴木萌花)
「本当にアッという間だった。最後のブロックになった瞬間『えっ、もう終わりなの?』って思ってしまうぐらい、はじまっちゃったら時間を短く感じた」(小島はな)
もっとも、これはステージを降りたあとに彼女たちが漏らした感情。幕が開くまでは圧倒的に不安のほうが大きかった。
会場となった神田明神ホールは、アメフラっシの単独ライブとしては過去最大のキャパとなる。メンバーが1人減った状態での大きなトライ。これは不安にならないほうがおかしい。前日までメンバーはチケットを手売りしていたのでソールドアウトになっていないことはよくわかっている。
メンバーにスイッチが入ったのは、まさに前日のことだった。
大平ひかるを見送ったあと、メンバーはそのまま西武園ゆうえんちに残り、園内で15日のライブに向けて、最後のリハーサルを敢行していた。
「最後の最後に追いこみました。頭の中が一旦、リセットされた状態になったので、すごく覚えられたんですよね。それで気持ちが切り替わったというか、すごくホッとしましたね。やっておいてよかったです。4人でやっていくと決まってから、みんなで話し合いもして、いままで以上に夢へとむかう方向性も細かいところまで共有できています」(愛来)
新体制に完全移行するまでの24時間で、アメフラっシは劇的な進化を遂げていた。
――レポートの続きは絶賛発売中のBUBKA2月号にて!
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