【BUBKA 3月号】欅坂46総力特集『破壊の秋と再生の冬』 井上梨名×武元唯衣 「3つの不協和音」

『不協和音』がさらにその特殊性と重要性を増すことになった東京ドーム。

それから国内最大の年越しロック・フェスティバルである「COUNTDOWN JAPAN」でも同曲を披露し、満を持して迎えた『NHK紅白歌合戦』でもこの曲がお茶の間に大きな衝撃を与えた。

この秋冬に初めて体験した2期生に『不協和音』という楽曲の正体を聞く。

緊張との戦い

――昨年9月の東京ドーム公演が映像化されるわけですが、もうご覧になりました?

井上 私はまだです。

武元 私は、初回限定盤のプレイバックトークを収録するためにお話しながら見ました。

――いかがでしたか?

武元 オープニングから圧倒されました。他の会場とは違う空気感が伝わってきて、臨場感がすごくて、鳥肌が止まらなかったです。

――映像なのに、そこまで伝わるのはすごいですね。しかも、自分も出てたのに。

武元 はい。映像を見ると、その日の感覚がよみがえってきて、改めてすごい場所だったなと思いました。ファンの方に負けそうになるんです。東京ドームって天井の方まで席があるから、歓声がいろんな角度から飛んできて圧迫感があるんです。それに、観ている側の感覚も違ったんだろうなと思いました。ステージに立つ側も鳥肌が立つんですけど、もし自分が観客だったら、鳥肌が立っていたんだろうなって。

――井上さんも早く見たくなったんじゃないですか?

井上 はい。リハーサルのためにドームに入った瞬間から会場自体に圧倒されたのを覚えています。まだお客さんが入っていないのに、「うわー……」となってしまって。ドームのために違う場所で同じようなセットを組んで練習してきたんですけど、想定したことと全然違うと感じて、戸惑いました。

――だとしたら、お客さんが入った状態でステージに立つと、どうなるんですか?

井上 ファンの方には楽しんで帰ってもらいたいので、一度出てしまうと焦りはなくなりました。純粋に自分も楽しめました。

――楽しむ余裕があるのはすごいですね。

武元 私は楽しめてはいないです(笑)。後半からですね、楽しめたのは。(M16の)『アンビバレント』あたりから。なぜかというと、『アンビバレント』の前で、私が出るMCがあったからです。その開放感があって(笑)。それにツアーでも『アンビバ』はやってたけど、狭い中で踊っていたんです。だけど、広いドームではめちゃくちゃ開放的に踊れたんです。


――インタビュ―の続きは絶賛発売中のBUBKA3月号にて!


いのうえ・りな
2001年1月29日生まれ、兵庫県出身。愛称は「いのり」。

たけもと・ゆい

2002年3月23日生まれ、滋賀県出身。愛称は「ゆい」。