【BUBKA3月号】コロナが変えたメディアのカタチ 内田名人
ライター内田名人による年末年始番組ふりかえり
――〝その年ならでは〞な番組が好物な内田名人ですが、年末年始もコロナ関係が多かったですか?
内田 はい。まずは小柳ルミ子さんがゲスト出演した『ごごナマ』(12月17日/NHK総合)ですね。コロナ禍で仕事がゼロになったショックから引退も考えたけど、桑田佳祐さんの檄文によって思いとどめた――という話題になったエピソードや、コロナで亡くなられた志村けんさんについても語られていて、なんかコロナ禍の芸能界ショックを凝縮したような内容でした。
――小柳さん、これまではサッカー語りが有名でしたけどね。
内田 今はコロナ禍芸能人の象徴ですよ! 今年1月7日のブログも素晴らしいんです。菅首相の緊急事態宣言会見を見て「感情はないのか? 愛はないのか? 誠意はないのか? 情熱はないのか? 血は通っているのか?」。さすが歌手! この感情が込められた文章、シビれます。桑田さんでなくても才能を惜しみますよ!
――今年もコロナが話題の中心になりそうですよね。
内田 1年の振り返る番組もコロナ抜きには作れない。コロナ禍でも頑張る全国の人たちを紹介した『みんなでエール2020↓21それでも上を向いてSP』(12月18日/NHK総合)のような。『池上彰のニュースそうだったのか!!SP』(12月19日/テレビ朝日)は新型コロナで今年クイズみたいなのをやってましたね。「例年より売れた物は?(答:マスク)」とか「DVの相談件数は?(答:増えた)」とか。
――それだけ身近な話題になったといいますか。
内田 コロナ以外で昨年の芸能シーンをあらわした番組なら『K‐POPドリーム〜地方からスターを目指せ〜』(12月28日/NHK総合)。韓国エンタメシーンが今いかに勢いがあって、どう優れているかをSKE48の松井珠理奈さんが語られているんですが……放送前日には「J‐POPは韓国に完敗」「AKB48がオワコン化」というWeb記事がアップされ、炎上中だったという。
――珠理奈さんは「日本のアイドルも世界進出するべき」って熱いことを語られてました!
内田 珠理奈さんは可愛くて聡明な方なので、冷静に現状のシーンを分析したうえで韓国エンタメ界を語られていただけ。ただ、タイミングが悪かったという。……あ、今は可愛いというより綺麗といったほうがいいですかね?
ーーインタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA3月号にて!
内田名人
1974年生。ライター。BUBKAアワードで毎年テレビ部門を担当。著書に『超ファミ漫』(太田出版)。
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