【BUBKA4月号】座談会連載 アイドルのへそ「外側から見たエビ中新メンバーオーディション」

アイドルグループが生き残っていくためには「変化」は必要不可欠だ。それは、これまでの歴史が教えてくれている。先月号で多くの反響があった、藤井校長と柏木ひなたの内部の人間の声。このパートでは、外側から見た新メンバーオーディションを語ります。

エビ中を信じる

ジャパン(以下、ジ)  今回は、エビ中ファンのおかきさん、そして白波さんのお2人に来ていただき、新メンバーオーディション開催について思うこと、そしてこれからのエビ中に期待するあれやこれやを、ライターの大久保さんも交えて大いに議論できればと思います! まずは、それぞれのエビ中ファミリー歴から教えてもらっていいでしょうか?

おかき(以下、お)  僕は、もともとAKB48のファンでたかみな推しだったんですけど、友人から「エビ中っていう、面白いアイドルグループがいるよ」って教えてもらって、台風の中でライブした「氣志團万博」の映像を見て、「この子たち、何!?」って(笑)。それが、初めてのエビ中ですね。そのあと、映画館のライブビューイングでかほりこが入ってすぐの大阪ライブを見て、どんどんハマっていった感じです。だから、7年前ぐらいからになりますね。

白波(以下、白)  私は、ももクロさんの『行くぜっ!怪盗少女』が流行り始めたころにスタダアイドルに興味を持ち始めて、その後もスタダアイドルの楽曲っていいな、面白いなって思っていたときに、たまたま『エビ中の絶盤ベスト〜おわらない青春〜』を聴いてツボって、それからYouTubeでMVを見漁っていたんですよね。それから、シングルの『手をつなごう/禁断のカルマ』が出たあたりかな? 2013年のツアーでチケットが当たってライブを生で見て、そこからもうズブズブと(笑)。

大久保(以下、大)  今回の新メンバーオーディションについて聞く前に確認したいんですけど、お2人はそもそも新メンバーの加入ということに対してはどういうスタンスなんでしょうか?

 うーん……今のエビ中が好きなので、入ったらいいなーとは思ってなかったです。ただ、だからって新メンバーが加入することに対して、マイナスのイメージを持っていたわけではないですね。

白 私は、新メンバー加入に関してはポジティブ派で、そろそろ入るんじゃないかな、入るとしたら今ぐらいがベストなんじゃないかと思っていました。

ジ それは、どうしてなんですか?

 ずっとエビ中を見てきたんですけど、今のエビ中って歌もダンスも完成されているし、彼女たちのパーソナリティも素晴らしいし、ほかの女性アイドルと比べてもちょっと無双状態というか、アイドルとして完成品に近くて実力的にも敵がいないなと、私は思っていて。でも、エビ中がずっと続いていくには、このまま完成されていくんじゃなくて、新しい刺激が必要なんだろうなって思うんです。かほりこが入ったときも、「どうなるんだろう?」って思っていたけど、今では逆にかほりこが入っていなかったらどうなっていたんだろうっていうか、もっと早くエビ中が終わっていた気すらする自分がいるので。だから、エビ中がこれから先もずっと素敵なものとして続いていくためには、今のタイミングで新しい風が吹くことは今のメンバーたちにとってもとてもいいことなんじゃないかって、すごく思っていますね。


ーー続きは絶賛発売中のBUBKA4月号にて!


ジャパン……本誌エビ中担当編集。仕事からの帰り道は、『ジャンプ』と『熟女になっても feat. SUSHIBOYS』をBGMにしている。


大久保和則……10年の歴史を記した『私立恵比寿中学HISTORY 幸せの貼り紙はいつもどこかに』の著者。


白波……ファミリー歴約8年。ライブで覇気を放つ姿を見て、真山りか推しに。


おかき……ファミリー歴約7年。柏木ひなた推し。AKB48ではたかみな推しだった。