【BUBKA7月号】お笑いラジオアプリ「GERA」大特集!!キュウ
音声メディア戦国時代──その中でもお笑い芸人に特化したラジオアプリ「GERA」。ラジオブームが続く昨今、芸人×ラジオという組み合わせはより一層の需要が高まっている。「大好きな芸人のラジオが聴きたい」と思うリスナーにとって、ラジオとはもはやFMやAMにこだわる必要がないのかもしれない。そこで今回、GERAから放送・配信中の4番組をピックアップし、取材を敢行。ここで語られた、それぞれの冠番組、ラジオ、お笑いへの向き合い方を読めば、各番組が愛される理由が分かるはず!
ネタで人間を出さない
――今回インタビューを通して「なぜキュウは愛されるのか」ということを解き明かしたいと思っていまして……。名だたる芸人さんが各メディアでキュウさんへの愛を叫んでいますよね。
ぴろ 麒麟の川島(明)さん、スピードワゴン小沢(一敬)さん、とろサーモン久保田(かずのぶ)さん、銀シャリの橋本(直)さん、フットボールアワーの後藤(輝基)さん、伊集院(光)さん……。
――川島さんなんか「好きすぎて会いたくない」とまで言ってました。
清水 会えないのも困っちゃいますよ(笑)。
ぴろ 「芸人の後輩」というジャンルで見てくれてないっていう。
――そんな、ネタの印象が強いお二人にとって、ラジオってどういう存在なのか。今までどんなラジオを聴いて育ってきましたか?
ぴろ ラジオは全く聴かなかったですね。
清水 僕も全く聴かなかったんですけど、令和になる直前ぐらいですかね? 爆笑問題さんが、誰でしたっけ? でんじろうじゃない……。
ぴろ ぜんじろうさん?
清水 そうだぜんじろうさん。
ぴろ 静電気の実験してる(笑)。
清水 ヤバいよ。この言い間違いが世に出たらぜんじろうさん怒っちゃいそう(笑)。いやその時にね、タイタンのトップがこんなに話題になってたら、これ聴くしかないなと思って。でも、ラジオってどうやって聴いたらいいの?って。災害用のやつ持ってないなって思っていたら、この世にはradikoというものがあって、いつでもラジオが聴けるなんていう。そこで初めて認識しまして、今ではドハマリしてます。だからまだラジオ歴3年。
――すごい出会い方。
清水 昔、CDコンポに何かようわからん輪っかみたいなアンテナついてたじゃないですか。ナイナイさんのANN聴きたくて、あれで受信しようと思ったことはありました。でも受信できなくて「うちは田舎だからラジオが届かないんだ」と。それでもうずっとラジオは諦めてたんですよね。
――(どういうこと……?)
ぴろ ははは。
――あまりラジオに対する先入観はない中で、『実りのある放送』はどういう番組にしたいと思っていましたか?
ぴろ 僕らYouTubeチャンネルもあるんですけど、そこでは基本ネタなので、プライベートとか個人的なことをしゃべる場所がないから、そういう場所にしようかなとは思ってました。
清水 あんまこだわりもないんですよね。肩肘張らずにやろうかなって。絶対に面白いこと言わなきゃとか、そんなことは考えてないですし。ただたまに嫌なことも言っちゃいますね。悪口みたいなね。よくなかったなぁなんて思いながらも。
――続けていくうちに変化はありますか?
ぴろ 最初はあんまり意味を見出せなかったですね。軽いノリで始めたっちゃ始めましたし、バイト感覚で。そしたらどんどん参加する芸人も増えて、僕らがM‐1グランプリの準決勝に行かせてもらった時にまた聴いてくれる人も増えたりして。人生のアイドリングぐらいの感覚でやってたけど、そうやって大きくなってくると、このままでいいのかみたいなことは考え始めたりしました。ネタ番組で僕らのことを気になった人が「この人たちどんな人なのかな」と思って聴くと思うんですけど、それがすぐ無限に手に入るっていう状況って必ずしもいいわけじゃないなって思ったり。
――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA7月号にて!
キュウ
タイタン所属。ぴろ(写真左)、清水誠(写真右)によるお笑いコンビ。「M-1グランプリ2020」準決勝進出。6月1日よりキュウの実験的サロン(オンラインサロン)がスタートする。詳しくはキュウの公式Twitterをチェック。
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