【BUBKA7月号】お笑いラジオアプリ「GERA」大特集!!吉住
音声メディア戦国時代──その中でもお笑い芸人に特化したラジオアプリ「GERA」。ラジオブームが続く昨今、芸人×ラジオという組み合わせはより一層の需要が高まっている。「大好きな芸人のラジオが聴きたい」と思うリスナーにとって、ラジオとはもはやFMやAMにこだわる必要がないのかもしれない。そこで今回、GERAから放送・配信中の4番組をピックアップし、取材を敢行。ここで語られた、それぞれの冠番組、ラジオ、お笑いへの向き合い方を読めば、各番組が愛される理由が分かるはず!
イキリラジオ弁慶
――5月から『吉住の聞かん坊な煩悩ガール』が始まりました。最初の2回では時間いっぱいしゃべれるかどうか気にされていましたが、その後収録を重ねて不安は減りましたか?
吉住 ありがたいことにメールをたくさん送っていただいていて、それで間をもたせられています(笑)。困ったときはメールに救っていただいて。実は1月に幻の初回収録があったんです。
――初回で仰ってましたね。本当は1月に一度収録していたけれど諸事情あって放送されず、春からのリスタートになった、と。
吉住 そうなんです。そのとき、13分くらいで息切れしてしまって「30分って結構キツイな」と思いました。それで改めて1回目の収録をしているときに「あ、ゆっくりしゃべればいいんだ」と気づいたんです。ゆっくり言葉を出すことを意識して30分もたせるという……あんまり芸人でいないと思うんですけど、そういう手でやらせてもらってます。
――番組タイトルはご自分で決められたんですか?
吉住 はい。もともとお話をいただいたのは去年の10月頃で、「THE W」で優勝する前だったんです。そのときに響きだけで決めたんですけど、優勝して1000万円獲ってから見ると、誰にも耳を貸さない傍若無人なヤツっぽいタイトルになっちゃったな、って(笑)。
――そうは思わないですが、初回の放送で「北九州出身でピンの女芸人なんか、気が強いに決まってる」という話をされていて、タイトルが腑に落ちる感じがしました。
吉住 顔なんですかね? 雰囲気なのか、めちゃくちゃなめられやすいです。でも「こっちは北九州の血流れてっから!」って思いがあって、嫌な人にはちゃんと嫌な感じで強気に出てしまうところがあるんですよね。見た目で人を判断しないでもらいたい、ってことを伝えていけるラジオにしたいです(笑)。
――ほかには番組ではどんなところを目指したいですか?
吉住 ネガティブなことを言わなくなれたらいいなと思ってます。今のところ、めちゃくちゃ言っちゃってますけど……。それと、私は結構内弁慶というか、後輩にすごいイキってしまうクセがあるんです。だからそういう素が出せるラジオにしていきたいですね。テレビとかほかのラジオではヘコヘコしてるのにGERAに戻ってきたら「うるせぇな」って思ってもらえるような、イキリラジオに(笑)。
――テレビでは見せない一面を知れるのは、ラジオの面白さのひとつですよね。
吉住 これも本当にダメなんですけど、注目されるのがあんまり好きじゃなくて、そのせいでテレビで言葉選びを間違ってしまうことがよくあるんです。ひな壇で「どう思う?」って振られると一気に視線がこっちに向くじゃないですか。注目される時間をなるべく短くしたいから、「こういう考えがあって、こういう理由があって、だからこうです」って言えなくて「こうです」のところだけ言っちゃうんですね。たとえば……「THE W」のことを「コスパの良い大会」と言ってしまったことがあって……。
――『ダウンタウンDX』( 日テレ系/2021年2月4日放送回)でのことですね。
吉住 「ピン芸人にとってはR‐1で2回優勝するのと同じくらい大変で」みたいなことを言いたかったのに、「どうしようどうしようどうしよう注目されてる」ってなって、すごい最低なことを……。そういうことが多いので、ラジオがあると後から「こういう思考回路があってこういう言葉になりました」「言った後にこう思いました」と伝えられて、すごくありがたいですね。今始まってくれてよかったです。
――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA7月号にて!
吉住
人力舎所属。「女芸人No.1決定戦THE W」2020優勝。「R-1グランプリ2021」決勝進出。賞レースをきっかけに、各局のテレビ番組に出演。ベストネタを集めたライブ形式の初DVD『せっかくだもの。』好評発売中。詳しくは吉住の公式Twitter(@YOSHIZUMI_2015)をチェック。
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