【BUBKA7月号】吉田豪インタビュー証言モーヲタ ~彼らが熱く狂っていた時代~ vol.13 うたか
プロインタビュアー吉田豪が、モーヲタたちが熱く狂っていた時代について、モーヲタ自身に直撃する濃厚インタビュー連載。今回のゲストは、有名ヲタのうたかさんです! これまでの本コーナーのインタビューでも様々な人達からたびたび言及されて、そのコクのあるエピソードが語られていた、うたかさん。どのようにしてアイドルにハマっていったかをたっぷりと語ってくださいました!
写真提供/うたか
『モーニング刑事。』で洗脳
――「結局、俺は暇なのにBUBKAに呼ばれずじまいか。とんでもない雑魚だな。もう死んだほうがいいわ」とTwitterで最近嘆いていたので、さっそく取材にきましたよ!
うたか すみません、泥酔して(苦笑)。
――候補には入ってたんですけど、編集サイドがメンタル的に大丈夫なのかを心配して。
うたか いま薬マックスなんで。
――この連載でふつうのヲタとしては異常なぐらい話題に出てるんですよ。特にもふくちゃんが「うたかさんが椅子に座ってそこにスポットライトが当たって、ハロプロキッズへのラブレターを朗読するイベントがキモかったけど、もはや文学だった」「家でキッズたちのコンサートビデオを流しながら爆音でクール・アンド・ザ・ギャングをかけて泣いてる、うたかさんは本物」とまで言ってて。だけど一体何者なんだっていうことですよね。
うたか 何者なんですかね? ブロガーって名前が出る前からテキストサイトやってて。
――ハロー!きっかけで始めたんですか?
うたか 音楽に興味があって、ドリームキャストにジオシティーズっていうのがあって、それで始めて。そのうち『GM』ができて。
――『GM』?
うたか 『グッドモーニング』という当時最大のモーニング娘。ファンサイトがあって。そこプラス2ちゃんの狼板に僕が『80年代以前の音楽を語るスレ』みたいなスレを立てて、そこに有馬さんが出入りしてましたね。
――「娘。のオフ会であんな自然にロジャニコが語られるなんてビックリ」とも書いてたけど、実はそっちの音楽好きも多かったという。モーニング娘。にはすぐハマりました?
うたか 最初は嫌いだったんですよ。特にタンポポとか『ラストキッス』(デビューシングル)のときケバかったじゃないですか、子供にこんな化粧させやがってとか思って。
――子供好きとして怒ってたわけですか?
うたか いや(笑)。そのときはアイドル自体にぜんぜん興味なかったんですよ。つんく♂があんまり好きじゃなかったんですよね。でも、当時ビデオ屋でバイトしてて、そのときに『モーニング刑事。』がビデオで出たとき、妙に売れたんですよ。普段まじめな映画しか借りないような人も借りてて。よく見るとかわいいよなと思って自分も借りて。音量は消して自分の好きな音楽をかけながらBGVにして観てたらだんだん洗脳されてきて。
――テレビはあまり観ない人なんですよね。
うたか テレビ嫌いなんですよ。
――ダハハハハ! 常に自分の好きなソフトロックとか流しながら音を消して見る派で。
うたか 慣れれば嫌いじゃない人もいるんですけど、とんねるずとかは話してるのすら観たくなくて。男の人と話してるのがもう嫌で、『モーニング刑事。』にたいせーとかが出てくるのも嫌でした。いまはそこまでじゃないですけど、ハロヲタ時代はずっとそうだったかもしれないです。もう話しかけてくんなって。
――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA7月号にて!
うたか
インターネット黎明期に盛り上がったテキストサイトを運営して、ハロプロ関連の文章を書いていた。「証言モーヲタ」のこれまでの回でも、たびたび言及された有名ヲタ。
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