【BUBKA 2018年1月号】乃木坂46 衛藤美彩 グラビア&インタビュー『微熱』

あの日、東京ドームを包んだ熱気を、衛藤美彩はライブから数日経った今もその身に纏っていた。彼女があのステージであのポジションに立つまでの道のりを考えると、尊敬の念を抱かずにいられない。そして、まだまだ乃木坂46と衛藤美彩の旅は続く。


2日間の違い


――まずは3度目の紅白出場、おめでとうございます!

衛藤 ありがとうございます。私たちも今朝聞いたんですよ。最初に出させていただいたときは4年かかったのもあったし、単純に嬉しかったけど、去年は去年で2年連続出場はもっと難しいとプレッシャーも感じていました。でも、17年は今年最初のシングル『インフルエンサー』で初のミリオンを皆さんのおかげでいただくことができて、3期生が入った『逃げ水』でさらにパワーアップして、映画『あさひなぐ』とその主題歌(『いつかできるから今日できる』)もあった。振り返ってみると、紅白に直結するかわからないけど、今年もみんなで頑張って良いものを作れたし、やりきれたなっていう自信が私の中にあったんですよ。みんな口にはしてないけど、きっと「うちら今年頑張ったよね、みんなで駆け抜けたよね」っていう気持ちはあったんじゃないかな。そういう意味では、今年は去年よりも濃かった気がします。

――実際、今年の乃木坂はCDや写真集の売り上げでもライブの動員でも、数字というところで目に見える結果を残していると思うんです。それだけ多くの人が求めたという指標が、去年よりもわかりやすくなったんじゃないでしょうか。

衛藤 でも、今までにない怖さというのも感じるようになって。紅白でいったら3回目だけど、そういう回を重ねていくことで、またさらに次への不安やプレッシャーの大きさに気づいたんです。周りの方は「絶対に次も出られるよ」と言ってくださるけど、それで出られなかったらみんなの思いを裏切ってしまうし、常に周りの期待に応えていかなければいけないというプレッシャーを新たに感じました。

――紅白に何度も連続出場しているアーティストは、みんなそこと戦っているんでしょうね。

衛藤 かもしれない。初めて味わう感情ですね。

――では今日の本題、東京ドーム公演の話題に移ります。終わってから、もう1週間経ちましたね。

衛藤 あっという間。リハを含めたら、怒涛の3日間でしたね(笑)。さいたまスーパーアリーナもスタジアムモードは広かったし、ステージに立ったときは「うわ~、広い!」と思ったんですよ。でも、リハーサルで東京ドームの舞台に立ったら、みんな「えっ、こんなに大きいの? こんなに広いの?」って呆気にとられて。

――やっぱり大きかったですか。で、実際にお客さんが入っての初日公演、手応えはいかがでしたか?

衛藤 周りから見たら普通に良いライブになったのかもしれないけど、私的には「もっとできたな?」と思ってしまって。もちろん全然失敗ではなかったけど、なんとなく煮えたぎらないというか……こなしちゃった感が強くて、せっかくのドームという場を楽しまなかったんじゃないかな。広すぎて正確にやろうとか、冷静すぎたように思います。


―― グラビア、インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA 1月号にて!


衛藤 美彩(えとう・みさ)
1993年1月4日生まれ、大分県出身。性別を超えて憧れられる、乃木坂46のフェロモンスター。先日、向井葉月が行うSHOWROOMに急遽登場。向井とイチャイチャしだす光景に「色気がハンパない」というコメントで溢れた。愛称は「みさみさ」。