【BUBKA 1月号】乃木坂46 井上小百合 グラビア&インタビュー『海を見ていた午後』

小さな幸せを大切にできる優しさが井上小百合にはある。

海を眺めているだけで、心が揺れ動くような感性の持ち主だからこそ、舞台の上であれだけの演技ができるのだろう。

グラビアでも彼女のさりげない表情にグッとくるはずだ。


盟友との別れ


――東京ドームライブも実現し、乃木坂46の快進撃は全く止まりませんね! 個人としてもここ最近の井上さんの活動はすごく安定しているのではないでしょうか?

井上 そうですね。去年の夏に一度アンダーに落ちたときは、気持ちがすごく落ちたんですけど、そこからは何があっても動じない心が身につきました。壁にぶち当たっても「あっ、こっちじゃないんだ」とか「この壁を乗り越えたら何かあるぞ」とか、そんな風に考えられるようになってきたんです。

――今までの経験が井上さんに困難を乗り越える力を与えたわけですね。

井上 こんなこと前にもあったなとか、こういうときはこうしたら上手くいくんだろうなっていうのが、段々とわかってきました。去年1年間でかなり強くなれたと思います。

―― 2016 年が大きなターニングポイントになった?

井上 そうかもしれません。それまでの私はアンダーライブにめちゃくちゃ力を注いでたんです。それが少しずつ認められて、ちょっと苦しい期間を乗り越えて、選抜に戻ってこれたんですよ。そこから舞台をやらさせてもらったりとか、外仕事もどんどん増えてだいぶ自分というものを確立できて、「あっ、なんかすごく安定してる。これでもっと上まで行ける」って思った矢先にいきなり選抜から落ちてしまって……地獄のような日々でした(笑)。

――たしかにそのタイミングでの選抜落ちはキツいですね。

井上 努力しても報われないんだって思っちゃいました。本当に気持ちがブラジルまで落っこちちゃった(笑)。

――地球の真裏まで突き破って行ったんですね(笑)。

井上 でも、そんなときに初めて周りの人を頼ったんです。それが(伊藤)万理華なんですけど、万理華はブレない人間なので、その影響を受けて助けられました。

――そこからV字回復して、いまに至るわけですか。その万理華さんが卒業発表されました。何か相談を受けたりしていましたか?

井上 相談というか、万理華が迷っていることはずっと前から知っていました。アイドルである伊藤万理華と自分自身の進む道で悩んでいたんです。「私はどっちの万理華も好きだから、そのギャップを楽しめばいいんじゃない?」と伝えたりしていましたね。


―― グラビア、インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA 1月号にて!


井上小百合(いのうえ・さゆり)
1994年12月14日生まれ、埼玉県出身。スーパー戦隊ノギレンジャーのゴセイさゆにゃいと。普段、頭の上に眼鏡を置いて寝るのだが、起きるとお腹の辺りでつぶしており、「なんで?ってなる一連の作業面倒臭いんじゃ!」と、やり場のない怒りをブログにぶつけた。愛称は「さゆにゃん」。