【BUBKA 6月号】 HKT48 矢吹奈子 インタビュー 『5年目のニューフェイス』

田中美久とともに〝なこみく〞コンビとして、HKT48の顔のように思える矢吹奈子だが、その道のりは優しいものではなかった。

ステージに現れるだけでハッピーな気持ちにさせてくれる彼女が、その裏で抱いてきた葛藤。

5年分の到達点から彼女が見せてくれるものとは―。


沸かない実感

「センターって言われても、まだ実感が沸かないです。あんまりプレッシャーを感じていないように見られるんですけど、まだ実感がないので、そういうものも今は感じられないんですよね。アハハハ!」5月2日にリリースされるHKT48・11枚目のシングル『早送りカレンダー』のセンターを矢吹奈子と田中美久の〝なこみく〞が務めることになった。

なこみく、と聞くとまだ「小さくてかわいい女の子たち」というイメージが強いかもしれないし、HKT48にさほど興味のない人たちからすれば、彼女たちがWセンターを務めることに、これといった驚きもないかもしれない。 たしかになこみくは、かなり早い段階からフィーチャーされてきた。本誌でも2人がまだ小学生だったころからインタビュー記事を掲載してきている。

だが表題曲でセンターを飾るのは、今回がはじめてのこと。この8月で加入してから5年になるので、けっしてスピード出世とはいえない。これまでセンターを張ってきた田島芽瑠、朝長美桜、松岡はなは研究生のときに就任している。つまりは加入から1年前後でセンターに大抜擢されることがHKT48では結構、多い。なかなかセンターに到達できず、その道のりが大きなドラマになった兒玉遥でも3年。なこみくの5年弱というのは、このグループではかなり遅い部類に入る。

もっともカップリング曲ではセンターの経験がある。2012年12月にリリースされたAKB48の『鈴懸なんちゃら』のカップリング曲『ウインクは3回』では、なんとオーディションに合格してから、わずか4カ月しか経っていない矢吹奈子が単独でセンターを務めている。

「あのときは楽しかったですよ。なんにもわからないままセンターに立つことになったんですけど、その〝重み〞をまったくわかっていなかったので。もともとAKB48 さんに憧れていたのでセンターとか選抜って言葉はわかっていましたけど、その〝本当の意味〞まではわかっていなかった。だから、あれはセンターを意識したり、経験したうちには入らないと思っています」 


 ―― インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA 6月号にて!


矢吹奈子(やぶき・なこ)
2001年6月18日生まれ、東京都出身。HKT48・チームH/AKB48・チームK兼任サシハラスメントという愛を受けて立派に成長、コンパクトサイズだけど存在感は大きい「ひみつのナッコちゃん」。AKB48選抜発表時のSHOWROOMでは尾崎支配人が思わず涙、ドキュメンタリー第2 弾が待たれるところ。愛称は「なこ」