【BUBKA 8月号】 ももいろクローバーZ スペシャルマッチ! 百田夏菜子×紫雷イオ インタビュー 「覚悟を決める勇気」
2015年4月21日。
二人は中野サンプラザのリング上で初対面した。
百田夏菜子の強烈な二段蹴りを食らった紫雷イオは、夏菜子に『本物の凄み』を感じた、という。
2018年5月23日。
ももクロ東京ドーム大会の真裏で、後楽園ホールのメインイベントを闘っていた紫雷イオ。
夏菜子が『ついてこーい!』とドームの観客に絶叫したのと時を同じくして、イオは愛弟子の渡辺桃に初の3カウントを奪われ、敗北。
そのとき、彼女は決意を固めた。
まったくの同日同時刻に、東京ドームの裏と表で大きく動き出したふたつの運命、ふたつの覚悟。
誰よりも強く、優しく、そして可愛い二人の「決断の瞬間」がいま明かされる!
「背負う」とは
夏菜子 その足の大きな痣って、やっぱり試合でやっちゃったんですか?
イオ あっ、これは4月に電流爆破デスマッチをやったときに火傷しちゃって。
夏菜子 電流爆破?
イオ そう。自分が想像していたより、爆破力が5倍ぐらいすごくて(と、試合当日の壮絶な爆破と生々しい火傷の写真を見せる)。このときと比べれば、もう治ったようなもんですよ。
夏菜子 えっ、えっ、えーっ!! なに、どういうこと ? いつもこんな激しい試合をやってるの!?
イオ いやいや、これはかなり特殊なルールで私もはじめてだったんですけど、火傷したあとも普通に試合をやってましたよ。
夏菜子 ちょっと信じられないんだけど。さっき見せてもらった写真集(『素顔』/ワニブックス)とのギャップがすごすぎて……。
―― あの写真集は「もっと女子プロレスを世間の人たちに知ってもらうきっかけになれば」ということで出版したので、このリアクションはある意味、イオ選手にとっては正解かもしれませんね(笑)。さて、2人の接点は2015年4月21日に中野サンプラザで開催された『ももクロ試練の七番勝負・番外編 ももクロvs女子プロレス』に遡ります。
イオ 出会いというか、リングの上でいきなり顔面を蹴っ飛ばされました(笑)。いやぁ、あれはいい蹴りでしたよ。
夏菜子 私、はじめて人を本気で蹴とばしたかもしれない、人前で。
―― いや、2012年の『ももクロ男祭り』で新日本プロレスの邪道選手を蹴っ飛ばしてますけどね(笑)。
イオ でも、女の子が人前で初対面の人を蹴ったり殴ったりって普通できないですよ。プロレスラーだって、最初のうちは躊躇しちゃいますから。
―― インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA 8月号にて!
ももた・かなこ
1994年7月12日生まれ、静岡県出身。真っ直ぐに未来だけを見つめる、ももいろクローバーZの真っ赤な太陽。目の前が真っ暗になり道に迷いそうになったとしても、リーダーの笑顔がきっと僕らを照らしてくれる。愛称は「かなこぉ↑↑」。しらい・いお
1990年5月8日生まれ、神奈川県出身。華麗な空中技を得意とし「天空の逸女」と呼ばれる、日本発世界基準の女子プロレスラー。スターダム初の5大王座を制覇するなど、数々の伝説を積み上げいま、海を渡る。愛称は「イオ」
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