【BUBKA 11月号】 ももいろクローバーZ 主演ミュージカル 『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』 “灼熱特訓” 密着フォトレポート 初ミュージカルでリンクする現在・過去・未来 『拝啓、いつかの私たち。』
9月24日から10月8日まで、ももいろクローバーZは、舞浜アンフィシアターで初の主演ミュージカル『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の公演中だ。 よくありがちな「なんとアイドルがミュージカルに初挑戦!」みたいなものにはならないだろうな、という予感はしていたが、稽古の段階でその予感は確信に変わった。本来なら初日公演のレポートをここに掲載したいところだが、締め切りの都合でそれは不可能。ということで、稽古場で見たこと、感じたことをお伝えしたい。
撮影/野見山明子 取材・文/小島和宏
夏菜子の苦笑い
いよいよ舞台の開幕まで2週間を切ったある日「今日、はじめて粗通し稽古をやりますよ」という連絡があった。
部分的な稽古はすでに取材させてもらっていたが、全編を通しての稽古は見ていない。まだまだ完成形には程遠いけれども、これを見ておけば今回の公演の全貌というか輪郭は把握できる。せっかくなので見学させてもらうことにした。
この日の稽古場には、いくつもレッスン室があり、現地についてから「どの部屋だろう?」と迷ってしまった。間違えて、まったく関係のない部屋の扉をあけてしまったら大迷惑だ。どうしようか、と悩んでいたら、目の前にちょこんと百田夏菜子が座っていた。
粗通し稽古の前に細部の確認が行われている最中だったが、夏菜子の出番は終わっていたので、1人でロビーに出てきていたようだ。
「まぁ、いつものウチらの感じでやってますよ。たださ、今日から本格的に歌のパートがはじまったから、ちょっとプレッシャーはあるよね」
とはいえ、今回のミュージカルは基本的にももクロの楽曲で構成されている(事前に使用楽曲も公表された)。自分たちの曲を歌って踊るのだから、気は楽なんじゃないか、と思っていたので、ちょっと意外な言葉だったが、そのとき部屋の扉が開き、共演者のシルビア・グラブと妃海風が歌うももクロナンバーが聞こえてきた。
もう、圧巻である。
ホンモノのミュージカルスターが歌うと、ももクロの楽曲に新たな命が灯される。その声量だけで背筋がゾワッとするほど感激したが、スタッフによると「まだまだ本域じゃありませんからね」。じゃあ、本番ではどうなってしまうのか ? 「ねっ、そういうことですよ」
そういって夏菜子は苦笑いした。過去の舞台や映画撮影のときも、こうやって、夏菜子がポツンとひとりで座りこんでいる姿を目撃しているが、そのときは完全に役作りに行き詰まり、頭がパンクしそうになっていた。しかし、今回は違う。冷静に状況を俯瞰で眺めた上で、マイペースを守るためにこうしているのだ。
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INFORMATION
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』
[ストーリー]
高校でダンス部に所属しているカナコ、シオリ、レニ、アヤカ。大会を明日に控えた4人は信号待ちの交差点でも振りの確認に夢中になっていた。そこに一台の暴走した車が突っ込み4人は天高く跳ね上げられた。しかし、物語はここから始まる──。
[日時・場所]9/24 ~ 10/8 舞浜アンフィシアター
[入場料金]
¥9,500(全席指定・税込み)
[問い合わせ]
チケット/サンライズプロモーション東京0570-00-3337(月~ 土 10:00 ~ 18:00)
公演/パルコステージ 03-3477-5858(月~土 11:00 ~ 19:00 /日・祝 11:00 ~ 15:00)
[特設サイト]
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