【BUBKA 11月号】 後藤真希、加護亜依がステージに 夏のハロコンで何が起きたのか? 吉田豪×南波一海×劔樹人
ハロー! プロジェクトメンバーが一堂に会す真夏の恒例行事、ハロコン。
20 周年を迎えるアニヴァーサリーとなる今年は例年とは異なった“事件”が起きた。
長きにわたり登場しなかったOG、加護亜依&市井紗耶香の参戦だ。
他にもモーニング娘。初期のエースである後藤真希の登場。
開催されたコンサートは即完売、関係者ですらチケットを入手できない事態に。
いったい現場では何が起きたのだろうか? ハロー! を長きにわたり見続けてきた3 人に集まってもらい、当時のこと、ハロプロにまつわる“ドラマ”について語り合ってもらった。
加護ちゃんの人生
――今年の夏のハロコンに行けなかった人がいたと思うので、現場に行ったお三方にそのお話をして頂ければなと思いまして。
吉田 BRODYで後藤(真希)さんが取材できるらしい(※単行本『吉田豪と15人の女たち』収録)ってことで、なにも考えずに9割方モーニング娘。の話を聞くっていう、事務所が怒るようなことをやったんですよね。「すいません、いまの活動やライフスタイルについても聞いて下さい!」って最後に注意されたりして。それがハロコンのOG出演発表の前で、ある部分の発言はカットになってたりもしたから、まだ色々デリケートなんだなーとかぼんやり思ってたんですよ。で、「昔は『I wish』を聴くとなにを子供が人生を語ってんだって思ってたのが、いまは泣けるんですよね。だから、いつかみんな集まって歌って欲しいんですよ」って何も知らずに言ってたら、こんなことになったっていう。
南波 インタビューしたのが5月くらいの話ですか?
吉田 そう。いろいろ大変なことがあった人だけどそこには触れない楽しいインタビューにしようと思ってたら、昔話をすごい楽しそうに話してくれて。とにかくヲタクの人たちに会いたいってことで、「もしみんなが集まって歌うことになったら当時のファンもみんな集まってほしいし出席確認もする」みたいな煽るようなことを言って。そしたら、今回のハロコンが決まって、ボクらの友達の岩岡(としえ)さんとかを筆頭にヲタクの人たちがみんな行かねばって空気になって(笑)。
劔 2011年ぐらいに後藤さんの活動休止前の最後のコンサートがあって、あのときもそんなこと言ってましたよね? あと、ドキュメンタリーがあったじゃないですか(「誰も知らない後藤真希 ~活動休止までの200日~」フジテレビNEXT)。あれでも結構、来てくれるヲタクの人について話してましたよね。
吉田 そうそう。さすがにつらくて芸能界を辞めようと思ったけど、ファンのためにまだやることにしたみたいな。
南波 そもそも、なんでこんなにOGを集められたんだろうと。ハロー!プロジェクト20周年だから派手にやろうみたいな感じだったのはわかるんですけど。
吉田 ボクと南波さんが新潟で一緒にイベントやっていたときに、メロン記念日の斉藤(瞳)さんも一緒で、ボクら無邪気に色々聞いたじゃないですか。ハローにはOGのグループLINEがあるって話になったから、「線引きとしては、どこまで入ってるんですか?」って一人一人詰めて。
南波 「あの人は? じゃあ、あの人は?」っていうのを(笑)。
吉田 「加護(亜依)ちゃんは?」「いません」「市井(紗耶香)さんは?」「いません。でもそれ以外は大体います?」みたいな。線引きそこか!っていうことがあったから、この2人がハロコンに出たっていうのはほんとに大きいわけですよね。市井さんにも確認したんですよ、その話。やっぱり「グループLINEの存在すら知りません」とか言ってて(笑)。
南波 市井さんは外野側からハロプロに接触しようとしてましたよね。
吉田 突然、コンサート会場に現れたりして。
劔 あれもなんかのサインなんじゃないかって言われてましたね。実際そうだったんですか?
―― 続きは絶賛発売中のBUBKA 11月号にて!
吉田豪……加護亜依の人生に魅せられたプロインタビュアー/書評家。後藤真希&市井紗耶香をインタビューした書籍『吉田豪と15人の女たち』が発売中。
南波一海……原稿料以上にアイドルのCD-Rを買うことでおなじみの音楽ライター。CDジャーナルなどでハロプロメンバーを数多く取材。
劔樹人……ハロー!の熱狂的なファンで、ミュージシャン、音楽プロデューサー。ダブバンド・あらかじめ決められた恋人たちでベース担当。
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