【BUBKA 1月号】AKB48 佐藤七海 インタビュー 「敵は我なり、届けこの思い」

突然の休養、チ―ム8に4周年コンサ―トでの涙の復帰……この春、佐藤七海に襲いかかった大きな波。

アイドルの世界で感じた大きな重圧に耐えきれずにいた。

再起を図るには、あまりに大きな牧野アンナ公演という大舞台で、彼女が「風」を吹かせることができたのはなぜか?

アンナイズム、再び

――まずは牧野アンナ先生のプロデュ―ス公演の話からお聞きします。追加メンバ―として10月23日から出演していますが、どういう経緯で出ることになったんですか?

佐藤 先生がオ―ディションみたいな形でチェックして、追加で出る人を選ぶというお話を聞いて。私はそのお話を聞く前にアンナ先生公演のゲネプロを観ていて、「アンダ―があったら出たいです」とスタッフさんに伝えていました。でも、その時期はチ―ム4公演のレッスンがあったから出るに出られなかったんです。他にも出たがっているメンバ―はいたみたいです。

――何人ぐらい受けたんですか?

佐藤 全体で何人かはわからないですけど、私が受けたレッスンは7人ぐらい受けていました。エイトからは私となぎ(坂口渚沙=北海道代表)と左伴彩佳(=山梨県代表)ちゃんがいました。

――レッスンは何をしましたか?

佐藤 アンナ先生公演の曲を3曲、自分で振りVを見て覚えて来るように言われていたので、それを指導していただきながら踊りました。何回も直しが入ったんですけど……、メンバ―と向き合って、感情を出しながら歌うということをしました。

――アンナ先生のレッスンは何回目?

佐藤 2回目です。初めてのレッスンは、エイトに入ってすぐの合宿の時でした。だから、怒られる系のレッスンは久しぶりで(笑)。

――「怒られる系」ですか(笑)。先生にはどんな印象がありますか?

佐藤 心に刺さる怒り方をしてくださいます。おっしゃっていることが納得できるし、全部見透かされています(笑)。でも、愛があるんです。私は「なんでこんなこと言われないといけないの?」という感情には全然ならないんです。最初の合宿の時からそう感じていました。

――言われて覚えていることは?

佐藤 「なんでそんなに自信なさそうにしているの?」ということでした。「今どんな気持ちで歌ってるの? いつも自信なさそうにしてるけど、何なの?」って。

――自信を持ってレッスンに臨んでいましたか?

佐藤 いや(笑)。あと、自分で言うのは恥ずかしいんですけど、「あなたはポテンシャルも高いしオ―ラもあるのに、それを無駄にしてる」って言われて。褒められた後に落とされて(笑)。

―― ポテンシャルの無駄遣いですか(笑)。

佐藤 あと、「パフォ―マンスに闇を感じる」とも言われました。


――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA 1月号にて!


さとう・ななみ
2000年1月19日生まれ、岩手県出身。AKB48・チ―ム8 /チ―ム4所属。かつての一本釣りスタイルではなく、目の前の大きな壁をぶち抜く勢いの「みちのくスナイパ―」。変幻自在のコスプレで七色変化するのではなく、ピリリと後味の残る一味を感じさせてくれることに期待。愛称は「ななみん」。