【BUBKA 1月号】NMB48 太田夢莉「乱反射」

12歳でNMB48に加入し、7年以上もアイドル人生を歩んできた太田夢莉。この号が発売された翌日にはもうアイドルじゃなくなるなんて信じたくないが、彼女は笑顔で我々の前を去っていく―――

2016年のNMB48

――太田さんの卒業インタビューをする日が、こんなにも早く訪れるとは想像してなかったです。

太田 そうですよね。

――感慨深いなぁと。あらためて本誌連載『太田夢莉の夢百景』を見返したら、最終回も含めて44回もやっていました。

太田 3年半以上ですよね。

――今日はバックナンバーを持ってきました。

太田 これは?

――連載第2回目ですね。

太田 懐かしい! その時代その時代の自分の顔があって、この時はやっぱり16歳の顔をしてますね。

――定期的に会っていると気づきにくいけど、今と比べると顔つきが違いますね。

太田 今見ると、顔まるっ!(笑)。

――これは17年らへんですね。

太田 うわぁ! これ、絶対高校3年生の時の顔です。夏ですね。

――この時期はガラッと痩せてた?

太田 そうなんです。横アリとか名古屋でアリーナツアーをやってた時。痩せたくて、運動ばっかりしてました。人生で一番痩せてた時期だと思います。あー、懐かしい。

――「この時期の顔は気に入ってる」とかあります?

太田 16年のNMB48が好きだったからっていうのもあるんですけど、その時期の顔は好きですね。幼さと成長期の途中っていう感じがして(笑)。

――バリバリ中二病みたいな雰囲気の頃から、少しずつ変わっていく過渡期だった印象があります。

太田 「ゆーりりぽん」(太田夢莉・須藤凜々花)の対談をよくやってましたよね。

――NMB48にあまりいないタイプの二人ということで、よく本誌にも登場してもらっていました。ちなみに、16年だけで二人の対談を3回してます(笑)。

太田 その時期って、NMB48に「さやみるきー」(山本彩・渡辺美優紀)「ふぅみる」(矢倉楓子・白間美瑠)「なぎっしゅー」(渋谷凪咲・薮下柊)みたいなカップリングが多かったじゃないですか。だから、自分たちのことをそんなに特別だと思ってなかったんですけど、最近、当時の「ゆーりりぽん」対談を見てたら、もうエモくて。

――山本彩さんから受け継がれるNMB48のまじめな伝統があって、まじめなんだけど、その流れに逆らうような二人が新鮮でした。

太田 でも、凜々花がいたからそうなれたなって思います。これまでを振り返ってみて、やっぱり凜々花の存在が大きかったなって思うんです。凜々花みたいな自分らしさを貫く子がいたから、私も自分らしくいていいんだなって思わせてくれたし、凜々花はバカにすることなくなんでも聞いてくれたので。自分の今があるのは、凜々花がいたからで。そのきっかけになったのは、ブブカさんがやってくださった「ゆーりりぽん」対談なので、もうエモエモですね。


――グラビア&インタビュ―の続きは絶賛発売中のBUBKA1月号にて!


おおた・ゆうり
1999年12月1日生まれ、奈良県出身。NMB48・チームN所属。次のステージへと羽ばたく、少し“強がり”な難波の夢追人。青天井の透明感を放つ少女は、7年半のNMB48人生でグループを代表するナンバガールへと成長。これから進む道の途中で、多くの人がまた彼女に“初恋”を捧げることになるだろう。愛称は「ゆーり」。