【BUBKA2月号】私立恵比寿中学 柏木ひなた×館山昌平(元プロ野球選手)「金言投球」

柏木ひなたの憧れの存在である、元プロ野球選手・館山昌平との対談がついに本誌で実現!今年、17年間の現役生活に幕を閉じるまで、9度の手術、計175針(引退後の10度目の手術を含めると計191針)の縫い跡を刻みながら、何度でも立ち上がりマウンドに戻った「不屈の男」から金言を受け取る!

【考え抜いた質問】

柏木 はじめまして。柏木です。

館山 はじめまして。館山です。きょうは柏木さんにプレゼントを持ってきました。

柏木 えっ、えっ!?

館山 ヤクルトのビジターユニフォームと、楽天のホームユニフォームです。

柏木 (柏木、固まる)

館山 ヤクルトのほうは今年(2019年)、最後のシーズンに着てたものです。自分、ユニフォームとかって、自宅にほとんど残してないんですよ。柏木さんなら絶対、大切にしてもらえるじゃないですか。

柏木 ムチャクチャ、大切にします!

館山 2019年に使ったビジターユニフォームって、もうないんですよ。これが最後。

柏木 へっ、コレ……。

館山 大切にしてもらえる人に渡ったほうが、ユニフォームも幸せなんじゃないかと。

柏木 ありがとうございます。(声を絞り出して)

館山 ちゃんとそれを着て、仙台でも応援してくださいね、っていう意味合いを込めてますから(笑)。

柏木 もちろん、もちろん、もちろん、ハイ、もちろんですよ! お父さんと一緒に行きます!

館山 待ってますよ。

――きょうは柏木さんに、これだけはぜひ館山さんに聞いてみたい、という質問をあらかじめ考えてきてもらいました。かなり緊張されると思ったので。

館山 そんなに緊張します?

柏木 めちゃくちゃしてます……。

――すごく考え抜いた質問ということで。

柏木 いや、ちがう! 待って、待って!

館山 ハハハハ。

柏木 考えた結果です、はい。好きな食べ物や料理はなんですか?

館山 考えた結果、ね(笑)。好きな食べ物は妻が作るキッシュだったり。

柏木 うわあ、すごい。

館山 あとは野菜がたくさん入った納豆オムレツみたいのだったり。スフレみたいなやつも好きですし。妻が調理師免許を持っているので、食事はめちゃくちゃうまいですね。

――柏木さんは館山さんと奥様の馴れ初めも把握しているんですよね。

柏木 はい、奥様がネイリストで。

館山 そう。爪を割った時にお願いしたネイリストの方が、はい、妻です。

柏木 ひと目惚れですか。

館山 はい。

柏木 うわあ! ステキ(拍手)。

館山 もともとは、ヤクルトにいたドナルド・レモンって選手が、爪が割れやすくて、そこに通ってて。彼を担当していたのが妻だったんです。その流れで、自分も爪が割れたときにお願いして……この件いりますか?(笑)。


――インタビュ―の続きは絶賛発売中のBUBKA2月号にて!


たてやま・しょうへい
1981年3月17日生まれ、神奈川県出身。日大藤沢高から日大を経て、2002年ドラフト3巡目で東京ヤクルトスワローズ入団。度重なるケガからその都度復活を遂げ、08年から5年連続2桁勝利とエースとして活躍し、09年には最多勝を獲得。今年、9月に現役生活に幕を閉じるまで、そして引退後を含めて10度の手術、計191針の縫い跡を体に刻む。引退後は、東北楽天ゴールデンイーグルス・2軍投手コーチに就任。

かしわぎ・ひなた
1999年3月29日生まれ、千葉県出身。出席番号10番。ステージという名のマウンドに立ちまっすぐな歌声を投げ続ける、ストレートシンガー。がむしゃらに愛を込めたその美声は、ファンの心のキャッチャーミットに突き刺さり、興奮という名の捕球音を鳴らす。愛称は「ひなた」「もち」「ひなちゃん」。