【BUBKA 3月号】欅坂46総力特集『破壊の秋と再生の冬』守屋茜 「青春の終わりと続いていく夢」

東京ドームに辿り着いた彼女たちに、デビュー当時の面影を重ねて懐かしむような瞬間はどこにもなかった。

1期生にとってこのグループでの活動自体が、「青春」であるという時期がとっくに過ぎているからだ。

守屋茜は積み重ねてきた日々に何を感じ、これからくる未来をどう見据えているのだろう。

17歳の自分へ

――欅坂46は2015年8月に結成されたので、約4年半が過ぎました。長く感じますか? それとも短く感じますか?

守屋 体感としては短いんですけど、やってきたことを考えると長いなって思います。

――グループは変化したなと思いますか?

守屋 思います。昔の写真を見るとビックリします。元気でキャピキャピしてた(笑)。私も17歳だったので。

――当時の感覚って自分の中にまだありますか?

守屋 ないですね。入ったばかりの頃はまだ何も知らないから、純粋に楽しんでいました。だんだんと成長してきて責任を感じるようになると、感情が変化していきました。17歳の頃は、ただがむしゃらでしたけど、今は「これは仕事なんだ」という責任感も芽生えてきて。

――他のメンバーも似たような感覚なんですかね?

守屋 そうだと思います。同じくらいの学年の子が多いんですけど、「前は純粋に楽しかったよね」ってよく話すんです。今が楽しくないという意味ではなくて、自覚とか責任が芽生えたから変わったんだと思います。

――つまり、以前は青春感があった。

守屋 そうですね。私の代でいえば、高3で欅坂46に入ったんです。だから、普通の高校生としての青春も味わって、欅坂46の青春も味わったという感じです。それって全然違うものでした。欅坂46では、本当に出会えてよかったなと思える仲間に出会えました。普通に生きていたら絶対に交わることのない世代の子とか、違う県の子と出会うわけですから。

――「あの頃に戻りたい」と思うことは?

守屋 戻りたいけど、同じ人生をもう一度繰り返せないくらい体力が必要です(笑)。でも、なるようになった結果だと思うので、こういう道を歩む人生なんだろうなと思って過ごしています。


――インタビュ―の続きは絶賛発売中のBUBKA3月号にて!


もりや・あかね
1997年11月12日生まれ、宮城県出身。愛称は「あかねん」。