【BUBKA4月号】『日向坂で会いましょう』番組プロデューサー・長尾真 「ONE TEAMで作り上げたアイドルバラエティ」

グループの改名とともに、前身の『ひらがな推し』から『日向坂で会いましょう』へリニューアルしてからもうすぐ1年。

MCであるオードリーとの信頼関係も深まり、さらにバラエティ力を磨いている日向坂46。

彼女たちの1年間の成長を、番組プロデューサー・長尾真氏が振り返る。

撮れ高の真相

――番組リニューアルから約1年が経過したということで、この間の変化についてお聞きします。番組は非常に好評で、メンバーのバラエティに対する姿勢については、業界関係者も高く評価していますね。

長尾 日本テレビの毛利忍プロデューサー(『AKBINGO!』や『NOGIBINGO!』など、48グループや坂道シリーズの番組を幅広く担当)からも、「『日向坂で会いましょう』、面白いですね」って言ってもらって、嬉しかったです。日向坂46のメンバーたちは、「アイドルなんだから、こんなことまでやらなくてもいいのに……」っていうところまで頑張っちゃうんですよ。その一方で、ステージでしっかりアイドルをやって、モデルとしてランウェイを歩いたりしている。色んな面を見て下さる方が評価してくれているんだろうし、バラエティの可能性を広げていっているんじゃないかと思います。

――『ゴッドタン』など数多くのバラエティ番組を担当するテレビ東京の佐久間宣行プロデューサーのラジオにオードリーの若林(正恭)さんが出演した際に、「あの子たち、なんであんなにバラエティに前向きなの?」(佐久間)「あいつらポテンシャルが凄いんすよ」(若林)というやりとりもあったほどです。

長尾 『ヒルナンデス!』に佐々木(久美)さんと加藤(史帆)さんが出た時も、若林さんはべた褒めしてたみたいですよ。関係値のある芸人さんに助けてもらった、という話はよく聞くけど、若林さんは「アイドルなのにあそこまでやらなくていいでしょう」って。

――通常放送は1回30分ですが、収まりきらずに1時間スペシャルになり、さらに翌週、未公開映像が放送されるなど、”撮れ高”がすごいとの声もあります。

長尾 もちろん彼女たちの頑張りもあるんですけど、そこに輪をかけて番組スタッフも楽しんでいるんでしょうね。撮りすぎるんですよ(笑)。30分の番組で、1時間~1時間半撮れば十分なのに、なんで二時間半回してるの?っていう時がある。プロデューサーとしては、スケジュールの管理をしないと事務所にも申し訳ないから、削って進めろっていうんですけど、現場に行くとメンバーたちが頑張ってくれて、やりとりがどんどん膨らんでいくから、あれでも用意していたコーナーをカットしてるくらいなんですよ。

――確かに、オードリーのお二人のツッコミ具合が、『ひらがな推し』初期から比べると距離感が変わった印象があります。


――インタビュ―の続きは絶賛発売中のBUBKA4月号にて!