【BUBKA4月号】乃木坂46 大園桃子「後日譚」

「夢は果たせましたか?」と聞いてしまうのは野暮だろう。答えに窮するに決まっている。

でも「幸せは見つかりましたか?」と、どうしても聞きたい。屈託のないあの笑顔をもう一度だけ見たいから。

別世界への憧れ

――大園さんが料理上手ということで、小料理屋の看板娘という設定での撮影でした。

大園 まかない食べちゃった(笑)。

――以前、「将来は餃子屋をやってみたい」と言ってませんでしたっけ?

大園 うん、いつかお店をやりたい。焼き肉屋さんもいいし、焼き鳥屋さんもいいなぁ。

――餃子じゃなくて?

大園 あと、焼き芋! 軽トラで。

――いずれにしても焼くんですね(笑)。

大園 焼きたい。焼く系が好きだから。焼いてるところを見ていると幸せな気持ちになりませんか?

―― ”幸せ”といえば、ブログに「この日、この世界で一番幸せだったのは桃子でしたね」というタイトルで、岩本蓮加さんとイルミネーションを見に行ったエピソードを書いていましたね。

大園 れんたん(岩本)と二人で行ったんですけど、本当に楽しくて幸せだったんですよ。どっちから誘ったんだっけな? なんか「遊ぼうよ」って話になって、普通に都内で遊ぶつもりだったけど、「イルミネーション見に行く?」みたいになって。で、一泊二日で長崎のハウステンボスに行ったんですよ。

――そのときのブログに「ももこって幸せに気づきづらいよね。ももこが幸せそうなとき、『いまももこ幸せだよ! 笑ってるよ!』ってれんかが教えてあげるね」と岩本さんに言われた、と書いてて。

大園 そうそう。桃子はネガティブだから、すぐ「はぁ……」みたいな感じになっちゃうんですけど、れんたんに「でも、いま、この瞬間は幸せでしょ?」って言われて。たしかにそうだなぁと思ったし、幸せに気づけないのはさみしいことだな、って思ったんですよね。

――当たり前すぎて見過ごしてしまいがちな幸せに、もっと気づけるようになりたい?

大園 でも、「幸せになりたい」とか「幸せに気づきたい」って思ったけど、そうなったところで、それを失うのって苦しいじゃないですか。たとえばですよ、将来、子どもが産まれたとして、もし子どもが交通事故に遭って守ることができなかったらどうしよう……って考えちゃうんですよね。そのショックは絶対に大きいので。だから、心が幸せいっぱいになったとしても、数秒後に落ち込むことが多いんですよ。「これ、なくなったらどうするんだろう?」みたいに。そしたら「最初からこの幸せさえ感じなければいいんだ」って思っちゃうんですよね。


――グラビア&インタビュ―の続きは絶賛発売中のBUBKA4月号にて!


おおぞの・ももこ
1999年9月13日生まれ、鹿児島県出身。国民的ドラマのヒロイン級の笑顔で日本中を幸せにする大園どん。PR大使を務めるほどの地元愛ゆえか、絶妙なルックスのご当地キャラ・そお星人のスタンプも愛用。愛称は「ももこ」。