【BUBKA6月号】新刊『プロレスラーと飲ろうぜ』打ち上げ編 玉袋筋太郎×藤原喜明
玉袋筋太郎がレスラーと飲み交わす『KAMINOGE』の人気連載「変態座談会」をまとめた単行本『玉袋筋太郎のプロレスラーと飲ろうぜ』(小社刊)が好評発売中。本の完成を祝してプロレス界きっての酒豪・藤原組長と盃を交わします! 当時の新日本レスラーの飲みっぷりは凄かった!
氷入り日本酒
玉袋 組長、お久しぶりです! 僕はなんだか知らないけど、組長に会いたくて仕方なかったんですよ。
藤原 俺は会いたくねーよ。コロナで人と接触しちゃいけねえ時期なんだから。ちょっと座り位置も近すぎるから、もうちょっと離れてくれる?(笑)
玉袋 いやいや、プロレス界で組長ほど、〝濃厚接触〞してきた人はいないんだから! 寝技で密着しまくって(笑)。
藤原 で、今日はなんの話なんだよ?
玉袋 今回、僕らが作った新しい本が出たんですよ。『玉袋筋太郎のプロレスラーと飲ろうぜ』っていう。
藤原 レスラーとヤろうぜ? セックスじゃないよね。
玉袋 「ヤ」がカタカナになってますよ(笑)。以前、『KAMINOGE』ってプロレス雑誌で、レスラーにお酒を飲みながらインタビューする企画に、組長にも出てもらったじゃないですか?
藤原 ああ、あったなあ。にごり酒、一升空けちゃったんだよな(笑)。
玉袋 組長、胃がんを克服したばっかりだっつーのに、一升だもん。あの変態座談会って企画、もうレスラー50人ぐらい出てもらってるんですけど、一番飲んだのが組長ですから!
藤原 あ、ほんと? 俺は几帳面だから、きっちりやんないと気が済まないから。飲むとなったらとことんやる。酒とか料理を残したら、「あれ、まずかったかな?」とか、心配させちゃうだろ?
玉袋 いや、組長が帰り道、千鳥足だったことを心配しましたよ(笑)。
藤原 まあ、たしかに相当酔っ払ってたからな(笑)。
玉袋 だから、この『プロレスラーと飲ろうぜ』って本が出た記念に、もう一回、組長と飲らせてもらおうと思って。僕は『町中華で飲ろうぜ』っていう番組もやってるので、藤原組事務所近くにある、五反野駅前「正華」で、組長と飲みてえと思ったんですよ。
藤原 ここ、うまいんだよ。
玉袋 最高でしょう、店の佇まいでわかる! 組長おすすめは?
藤原 なんでもうまいけど、基本はラーメンだろうな。ザーメンじゃないよ?
玉袋 いちいちそっちに話を持っていきますね〜、〝玉袋〞相手に(笑)。で、プロレスラーとお酒ってことでいうと、昔は切っても切れないものだったと思うんですけど。今のレスラーには、そういう武勇伝っていうのはあんまりないですよね。
藤原 まあ、大酒を飲む飲まないなんていうのは、関係ないといえば関係ないんだけど、俺に言わせれば、「サラリーマンがお金を払って、サラリーマンを見に行くか?」ってことなんだよ。
玉袋 わざわざサラリーマンレスラーを観に行かねえぞ、と。
藤原 芸人だとかプロレスラーって、馬鹿でいいんだよ。でないと面白くないじゃん。
玉袋 確かに、今の選手はリング上の動きは素晴らしいんですけど、型破りな人はいねえんだよな。
――打ち上げ編の続きは絶賛発売中のBUBKA6月号にて!
ふじわら・よしあき
1949年4月27日生まれ、岩手県出身。1972年に新日本プロレスに入門、藤波辰巳戦でデビュー。カール・ゴッチに師事してレスリング技術を学ぶ。1984年にUWFに移籍。新日本復帰、第2次UWF参加を経て、1991年3月にプロフェッショナルレスリング藤原組を旗揚げ。その実力者ぶりから「関節技の鬼」として知られる。現在は俳優業などでも活動。
たまぶくろ・すじたろう1967年6月22日生まれ、東京都出身。お笑い芸人、浅草キッドの片割れ。
取材協力/中国料理 正華
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