【BUBKA7月・8月合併号】ポストコロナ時代、それぞれの生き残り方 内田眞由美
新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けた各業界。我々の誰もが、これまでの生活や働き方を見直さざるを得なくなった。今回の特集では、活躍する業界がそれぞれ異なる三名に登場いただき、自粛期間に考え、行動に移した試みや、今後の展望について語ってもらった。AKB48在籍中から「焼肉IWA」をプロデュースする内田眞由美。開店から6年、元メンバーに会える店としても話題を呼んできた。飲食業界が直面した危機を、彼女はオーナーとしてどう見ていたのか?
開店6年で最大の危機
――新型コロナウイルスの影響で各業界が大打撃を受けていますが、内田さんも大変だったようですね。
内田 いろいろな経験をさせてもらいまし
た。4月7〜13日まで一週間休んだり、休み明けは時短営業(16〜20時)になったりしました。お客さんはちょこちょこ来てくれたんですけど、ホント大変で。5月の3〜5日は店内営業を完全に止めて、テイクアウト、Uber Eats、焼き肉セットの通販のみの対応にさせてもらったこともありました。本当は店内で食べてほしいんですけど、安全面を考えるとそうするしかなくて。
――失礼ですが、コロナ以前は黒字で経営できていたんですか?
内田 はい。利益は出るように……といっても、めちゃくちゃ出るわけじゃないんですけど、1日平均50人くらいは来てくださっていたので、なんとかやっていける環境ではありました。でも、そんな状況からさらにマイナスとなると、かなり厳しかったです。
――5月1日放送の『爆報!THEフライデー』でも辛い状況を吐露していましたよね。
内田 お客さんが来ないことも大変でしたけど、人件費が一番かかるので、それも大変でした。社員1名、バイト12人、それに私と母でやっているので。
――バイトさんがそんなにいるんですか!
内田 毎日出るわけではないので。心苦しかったのは、アルバイトの子たちが生活できなくなっちゃうことです。新大久保って、場所的に海外の留学生も多いんです。日本に来て勉強してるけど、学校も休みになって、バイトもできない。そんな中で暮らしていかないといけないので。バイトを入れたいけど、そうもいかないっていう。バランスを考えて、みんなが入れるようにしています。
――この期間中、「お店をたたまないといけないかも」と考えたことはありましたか?
内田 考えました。開店して6年、最大のピンチでした。お客さんは来なくても家賃は発生しますし、(開店資金の)借り入れの返済もありますし。ただ、家賃は支払いを待ってもらえたので助かりました。大家さんも「しょうがないですよね」と言ってくださって。「こっちも苦しいんだから!」と言われてもおかしくない状況なのに。皆さん、同じように大変だと思うんです。最近来られた新規のお客さんで、「ウチも飲食をやっていたんだけど、閉店しました」と話してくれた方がいて。他人事じゃないなって思いました。
――インタビュ―の続きは絶賛発売中のBUBKA7月・8月合併号にて!
うちだ・まゆみ
1993年12月27日生まれ。元AKB48・5期生。初代じゃんけん大会女王として『チャンスの順番』のセンターポジションを務めた。グループ在籍中の2014年4月29日より、自身がオーナーを務める「焼肉 IWA」を東京・新大久保駅近くにオープンさせた。
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