【BUBKA7月・8月合併号】ポストコロナ時代、それぞれの生き残り方 倉持由香

新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けた各業界。我々の誰もが、これまでの生活や働き方を見直さざるを得なくなった。今回の特集では、活躍する業界がそれぞれ異なる三名に登場いただき、自粛期間に考え、行動に移した試みや、今後の展望について語ってもらった。「尻職人」として注目を集め、グラビアアイドルの地位向上に勤しむ倉持由香。昨年の結婚やタワマン購入などでも話題の彼女が、ステイホーム中も頭をフル回転させて生み出した考えの一部を語ります。

リモートワーク最適環境

――まず、今回のコロナ禍を倉持さんが実感し始めたのはいつ頃ですか?

倉持 2月中旬ごろまでは、仕事面ではそんなに影響を受けていなかったんですよね。手洗い・うがい・マスクをきちんとしないとなという認識でした。どちらかというと仕事より、1月24日にハワイで挙式(プロゲーマーのふ〜ど氏と昨年11月に結婚を発表)と、2月29日に国内での結婚パーティーがあって、それが心配でした。「結婚式は中止にしましょう」とまでは言われていないギリギリの時期で、直前すぎてキャンセルもできず……。会場の入口に除菌ジェルを置かせてもらったり、マスク着用や、当日の出席キャンセルでも構いませんということをゲストに呼びかけたりして、できる限りの配慮をしました。

――仮に1ヶ月後にずれていたらと考えると……。

倉持 開催は難しかったでしょうね。キャンセル料が掛からなくてほっとしました。3月に入ってからは決まっていた仕事が次々に無くなって「どうしよう?」と率直に感じました。結婚後はeスポーツ系のお仕事がメインで、イベントMCなどが多かったのですがそれも全部飛んでしまって。仕事の打ち合わせも、この取材と同じようにZoomなどのオンラインミーティングが多くなりました。タイミングが良いことに、今年の1月に配信用の機材を30万ほど掛けて一新していたんです。画質を良くするために一眼レフや照明をスタジオ仕様にして。この事態で活用できるとは思って無かったんですが、Zoom会議やテレビのリモート収録の時に褒められるようになりました(笑)。

――日常の仕事道具として完全に機能していますね。

倉持 そうですね。あと、グラドルやアイドルの子が最近よく始めているOnly Fiveっていうサービス(先着5名にメッセージ付き写真・動画データを販売するサイト)をウチの事務所全体でやっていて。写メに宛名やメッセージを書いて販売するんですけど、ちょうどコロナ問題が本格化する前にiPad ProとApp le Pencilを買っていたんです。久々に絵が描きたいなと思って買ったんですけど、Only Fiveでバリバリ活躍してくれて、あっという間に元が取れました(笑)。

―― テレワーク設備のすべてが整っていた! いつも販売開始直後に即完売するみたいですね。

倉持 ありがたいです! 写メや動画を送るのが基本的なサービスなんですけど、私は結婚しているし、そもそも見た目に興味がない方もいると思うので、そういう方にも買ってもらえる商品も作りたいなと思って。そこで考えたのが、似顔絵を描くサービスです。購入者にTwitterからDMで写メを送って頂いて、その方の似顔絵を描くということを始めたら、すごく喜んでもらえました。あとは、動画の反響もすごいです。


――インタビュ―の続きは絶賛発売中のBUBKA7月・8月合併号にて!


くらもち・ゆか 
1991年生まれ。「100cmのもっちりヒップ」のキャッチコピーの下に、美尻を強調した自画撮りをTwitterへ投稿する「尻職人」として注目を集める。さらに「#グラドル自画撮り部」を立ち上げ、グラビアアイドルたちが自画撮りをSNSに投稿するムーブメントを生み出した。