【BUBKA11月号】欅坂46 ラスト・ワルツ 小林由依×菅井友香 「終幕と序幕への道」

改名という選択で「欅坂46」が5年の歴史に幕を下ろす。ただし、これは後退ではなく前進。進むべき道が一本となり、小林由依と菅井友香の心は整理されていた。

欅坂46が生まれ変わる前に、二人に胸の内を訊いておきたいと思う。

伝える責任

――まずは7月16日に行われた配信ライブ『KEYAKIZAKA46 Live Online,but with YOU!』のことから聞かせてください。当日までにどうアプローチしていきましたか?

菅井 大事な発表があるライブということもあったんですけど、ライブができること自体ものすごく久しぶりだったので、まずは欅坂46の世界をしっかり伝えたいという思いで進めていました。

――いつもとは違うアプローチはありましたか?

小林 やっぱりお客さんがいらっしゃらなかったので、会場全体を使って、ミュージックビデオのような配信ライブになるように感じていました。

――無観客ということは大きかったと思いますが、いつもとは違うという意味で戸惑いはありませんでしたか?

菅井 準備はギリギリまで詰めていました。ひとつひとつ計算して、どこで誰が映るのかとか。いつものライブなら全体像を観ていただくものも、今回は映像を通すので、それぞれの表情とか細かい部分が大事になってきます。カメラマンさんを含めて、かなり時間をかけて準備しました。

――配信だから、いつもよりカメラに映ることを意識したんですね。

小林 そうですね。今回はカメラマンさんとのコミュニケーションがすごく大事でした。「ここでこういう動きをしようと思ってるんですが大丈夫ですか?」って聞いたりしながら。

――その映像はチェック済みかと思いますが、どのようにご覧になりましたか?

菅井 私は心配していた『Nobody』が成功してよかったなと、ほっとしました。トリックアートのようなことを取り入れたので、細かい動きを自分で覚えて、かつスタッフさんと呼吸を合わせないと成功しない演出だったので。グループとして「本番に強いな」と思いました。

小林 映像を観返してみて、飽きない演出がたくさんあったので、配信という形でも欅坂46 はこんなことができるんだと提示できたかなって思いました。

――今回も初の試みが多かったと思いますが、どれくらい自信を持って臨むものなんですか?

小林 ラストで改名の発表をしたんですけど、その話題に持っていかれないように、ライブ自体をちゃんと観てもらえるようなパフォーマンスをやってやろうという気持ちでいました。今までのライブは冷静に踊っている部分もあったんですけど、今回はそういった違う要素があったので。

菅井 配信限定は初めてだったので、本番中にちょっと冷静な自分もいました。考えながらパフォーマンスしている感じがあって、それが新しい感覚でした。常に闘っているような気分でした。


――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA11月号にて!


すがい・ゆうか
1995年11月29日生まれ、東京都出身。愛称は「ゆっかー」。

こばやし・ゆい

1999年10月23日生まれ、埼玉県出身。愛称は「ゆいぽん」。