【BUBKA11月号】『Rの異常な愛情──或る男の日本語ラップについての妄想── 』「ケツメイシの進化(前編)」
CreepyNutsのMCとして活躍するR-指定が日本語ラップを語り尽くすイベント『Rの異常な愛情 ─或る男の日本語ラップについての妄想─』。9月12日に敢行されたSHOWROOM配信・第2 弾はケツメイシ特集! 今月はR-指定がケツメイシと出会ったきっかけやファースト・アルバム『ケツノポリス』解説の導入部をお届けします!
写真/岡本武志
汗ばんだ肌上気させ
ただ交尾しただけ
――『Rの異常な愛情 in SHOWROOM』第二弾でございます。
R よろしくお願いします!
――普段はアイドルが配信してるめちゃくちゃファンシーな部屋に男二人ですよ(笑)。
R しかもビルの外に出たらわりとすぐに渋谷のラブホ街ですからね。園子温監督の作品とかでも使われてるような。
――面白いからさっき通ってきちゃったもん(笑)。
R 俺もやっぱ通っちゃいましたね、意味もなく(笑)。俺はよくリリック書きにラブホテルに行ってるんですよ。
――どういうこと?(笑)
R ライムスターの宇多丸さんが〝肉体関係part2 逆featuring クレイジーケンバンド〞を書く時に、「ホテルに缶詰になってた書いた」って言ってて、俺も「それや!」と思って。
――旅館とかホテルに缶詰になって書くなんて昭和の文豪みたいな話だけど、〝肉体関係〞の宇多丸さんの歌詞って「交尾!交尾!交尾!」でしょ(笑)。
R でも、ラブホってアガるじゃないですか。
――非日常感。あと露天風呂付いてたり、サウナ付いてたりするしね。
R そうなんすよ。なんやったら俺、地方営業とか全部ラブホ泊まりたいなって思うくらい(笑)。『たりないふたり』出した前後も、終電なくなったりとかしたらラブホ行って、そこで曲作ったりしてましたね。あと、大きい声出しても怒られない。
――ああ、そうか!
R 俺は歌いながら作るんで、大声で歌って隣人から壁ドンされないためにもラブホは最適。ラブホなんて大っきい声出す場所だし、隣のあえぎ声なんてこっちはライムでかき消しゃいいんですから(笑)。
――マシンガンライムで(笑)。それにカラオケついてて、マイクも使えるしね。
R 完璧や。俺はリリック書くの遅いんで「日が昇るまでに書き終わったらデリヘルを呼ぶ!」みたいなのを決めて(笑)。
――目の前に人参ぶら下げて(笑)。
R でも結局書ききれずにチェックアウト時間みたいなのは多いですね。
――しょうもねえなぁ(笑)。企画の話に入ると、今回はケツメイシ特集です。このイベントの第1回目から「〝ビールボーイ〞のリリックがすごい」っていう話をしていて。
R そうでしたね。ケツメイシに関しては、俺の仲間の梅田サイファーにも一家言持ってる奴らがたくさんいるんで、俺が一人で語るのはちょっと恐ろしいんですけど。
――梅田はみんなケツメイシのファンなの?
R いや、熱心に通ってない人もいますね。やっぱり普通にチャートを席巻してるアーティストっていうイメージがあるから、代表曲は知ってるけど、アルバムまでは丹念に追ってなかったり。だから、ケツメイシ特化型は、俺、ふぁんくさん、KZさんって感じかな。
――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA11月号にて!
R-指定
大阪府出身のラッパー。高1から梅田サイファーに通いバトルやライブ活動を開始。2012年からMCバトル全国大会UMBで3連覇を成し遂げ、「フリースタイルダンジョン」の2代目ラスボスとして活躍。現在はDJ松永とCreepy Nuts として活動中。
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