【BUBKA12月号】アニメ兄弟 第3回 本物の声優とは ゲスト=降幡愛(声優)
ゲストを呼んで、アニメに関するよもやま話をするページになりつつある当コーナー。今月は、なぜかあの『ラブライブ! サンシャイン‼』の黒澤ルビィ役でも知られる降幡愛さんが登場。自らの原点、声優という仕事に対する濃い話をしてくれています。
初恋の人
編集部・並木(以下、並) 本当にさ、気軽に呼んじゃダメなんだって。
スタイリスト森(以下、森) いやいや、前回水島精二監督っていう兄貴に来てもらったわけだから、妹も欲しいじゃないですか。
降幡 愛(以下、愛) 今日は私、「妹」ってことで呼ばれてるの!?
並 ちゃんとゲストとしてです! でも、降幡さんは実際に声優としては『ラブライブ! サンシャイン!!』の黒澤ルビィ役もやられてるし、国民の妹と言っても過言ではない存在ですから。
愛 ……そうなのかなぁ?
並 降幡さんとは、うちから出てる別の雑誌でAqoursの特集だったりソロの撮影だったりでご一緒させてもらって、その時に森くんにスタイリングしてもらったんだよね。
森 そうそう。だから僕らのことを「お兄ちゃん」って呼んでもいいんだよ?
愛 おにぃ……って呼ばないですよ!
並 そんな降幡さんがね、とても「妹」とは思えないような80'sライクなミニアルバム『Moonrise』をリリースされたということで。
愛 そういうつなげ方(笑)。ありがとうございます。発売中ですので、ぜひみなさん聴いてください。
森 でさ、音楽もそうだけど昔のアニメも好きなんだよね。
愛 好きです! 大体小学校5年生ぐらいから、アニマックスで古いアニメを観るようになりました。色々なところで話してるけど、大好きな高橋留美子先生の作品とかもそれきっかけで観るようになって。『(うる星やつら2)ビューティフル・ドリーマー』は当時は全然わからなくて、「私の好きな『うる星やつら』じゃない!」ってなったけど。
並 正しいファンの反応ですね(笑)。
愛 小さい頃は受け入れられなかったんですけど、大人になってから観たら受け入れられました(笑)。普通のアニメ版だと学校の校舎が3階建てなのに、『ビューティフル・ドリーマー』では2階になってたり、ちゃんと「パラレル・ワールドですよ」ってわかるようになってるから。
森 高橋先生だと『らんま1/2』とかも観てた?
愛 もちろん! でね、『らんま』もそうだけど昔のアニメって、ちょっと家族がいるところで観るのは気まずいシーンとかあったじゃないですか。私が高校生になるぐらいの頃には、アニメは大体深夜になってたから大丈夫だったんだけど、小学生の時に観てた80年代とか90年代のアニメとかは、結構きわどいものが多かったから、ちょっと隠れて部屋で観るようになって(笑)。
並 その感じって、世代的には一回り離れてるけど、同じ年齢の頃にしてる体験としては一緒ですよ(笑)。そりゃ、少し同世代とは嗜好が変わってきますよね。
愛 そうなんですよ。当時すごい衝撃だったのが今敏監督の『パーフェクトブルー』っていうアニメ映画で、もう冒頭からちょっと言えないような展開で、「ヤバい!」みたいな。そういうのは覚えてますね。
――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA12月号にて!
降幡愛
ふりはた・あい。2014年に声優デビューし、2015年には『ラブライブ! サンシャイン!!』の黒澤ルビィ役としてAqoursの活動がスタート。その後数々の作品に出演し、2020年10月からは『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』で主人公・ダイの相棒であるゴメちゃん役を務めている。
並木愼一郎編集ネームはゾンビーノ。現在は乃木坂46をはじめアイドル全般の企画を担当。2017年には女性声優メインのグラビア&インタビュー誌『VOICEBRODY』(弊社刊)を立ち上げる。小学生時代はあかほりさとる作品にハマり、日々イラストを模写していた。
森俊輔
1987年10月1日生まれ。Hifumi,inc.所属のスタイリスト。乃木坂46の衣装製作や数多くのアイドルのスタイリングを務める。近年では物語フェスでステージ衣装をデザインしたり様々なアニメ作品にも関わっている。担当編集の並木とはほぼ毎日電話をする仲。
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