【BUBKA3月号】Creepy Nuts R-指定&DJ松永 「“1MC1DJ”の美学」

「日本一のラッパー」と「世界一のDJ」という紹介で、その姿を見ない日がないと言っても過言ではないCreepy Nuts。2020年は日本武道館や『情熱大陸』など、一流の舞台でその名を轟かせてきた。テレビやラジオにステージ上、どこに出ても飾らないふたりが、ライヴ直前の合間を縫って登場! 激動かつ多忙だった2020年の裏側について、いつもと変わらない調子で語ってくれました。

松永の立てこもり

――R‐指定くんには、トークイベント「Rの異常な愛情」を記事化した形で毎号ご登場頂いておりますが、その「Rの異常な愛情」のスケジュールが全く取れずネタ切れ!となりまして。

R いや〜、全然出来てないですね、イベント。……すんません。

――それでマネジャーさんに「連載に穴が空きます!」と相談したところ、Creepy Nutsのインタビューが取れることになりました。

松永 え、巻き込まれですか? 俺(笑)。

――『Hanako』じゃないのにCreepy Nutsに揃って登場いただけるなんて光栄ですよ。

松永 いやいや、今の世の中『Hanako』か『BUBKA』ですよ(笑)。

――毒に毒で返されたな(笑)。真面目に話すと、2020年のCreepy Nutsの躍進を考えると、確かにRくんに非常に負荷がかかる「Rの異常な愛情」のスケジュールが出にくいのは仕方ないとも思ってて。

R めちゃくちゃ楽しい企画なんですけどね。

――そういった躍進の象徴として、やはり武道館公演は欠かせないファクターだと思います。なので「オールナイトニッポン0」では武道館の感想や感慨を話されていましたが、今回はテキストとして残る形で、改めて武道館について話していただこうと。本誌の1月号でも武道館レポートと、lyrical schoolのhimeとrisanoによる感想戦を掲載させて頂いていて。

R ありがとうございます。

松永 高木さんは2日とも観たんですか?

――拝見させて頂きました。でも松永君とは挨拶できないよね、なにせ出てこないから(笑)。

松永 俺もびっくりしたもん、「こんなことあるの?」と思って(笑)。

――俺も初めてだった。泣いて出てこない人は(笑)。

R アイドルでもいないですよね?

――いない。泣きながらも挨拶するって感じだよね。

松永 だからほぼ立てこもり。ボイコットですよ(笑)。

――何故そんなに感動したの?

松永 当日は本当に超フラットな気持ちだったんですよ。リハの段階から密着のカメラが何台も付いて、当日の朝もマンションを出たらビデオカメラが回ってて。それで家から武道館までタクシーで移動する道中も「今の心境は?」みたいなインタビューがあったんですけど、正直フラットすぎて感慨みたいなのが一切なかったんですよね。

――それはなぜ?

松永 やっぱり突如決まったんじゃなくて、今までの積み重ねで武道館に立たせてもらうんで、心境としては普段のライヴと変わらないって部分があって。でも、いざステージが始まってライヴが進んでいくと、Rがその曲を書いた時の情景や、出来上がった時の心境とかが、どの曲でも掘り起こされてきちゃって。それで、「そういうのを経ての武道館なんだな」っていう気持ちがじわじわ湧いてきて、ラスト近くの〝使えない奴ら〞で涙腺崩壊(笑)。


ーーインタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA3月号にて!


Creepy Nuts
MCバトル日本一のラッパー「R-指定」とDJバトル世界一のDJ、「DJ 松永」による1MC1DJのHIP HOPユニット。2017年にメジャーデビュー。ラジオ番組『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)』や、テレビ番組『イグナッツ!!」など音楽活動以外にも幅広いジャンルで活躍中。2020年に発表したミニ・アルバムのタイトルを題したワンマンツアー「かつて天才だった俺たちへ」を絶賛開催中