【BUBKA6月号】『Rの異常な愛情――或る男の日本語ラップについての妄想――』特別編 ニューアルバム『ビッグジャンボジェット』リリース記念!「梅田サイファー大集合インタビュー」

大阪・梅田をレペゼンするヒップホップ集団「梅田サイファー」が、4月21日に待望のフルアルバム『ビッグジャンボジェット』をリリース! そこで今回は「Rの異常な愛情」の特別編として、梅田サイファーのみなさんに作品について根掘り葉掘り直撃取材。「できるだけ多くのメンバーに参加してもらえれば……」と思っていたら、おそらくBUBKA誌上最多?の出演人数に。是非とも彼らの最新作とご一緒にチェックしてみてください。

「再結集」的な一枚

――今回の「Rの異常な愛情」は特別編として、ニューアルバム『ビッグジャンボジェット』をリリースする梅田サイファーを特集できればと思っています。梅田サイファーを改めて紹介すると、大阪は梅田駅の歩道橋上に集まってサイファーをしていたメンツによって構成されるクリエイション集団ですね。「梅田サイファー所属」として各々のメンバーが様々なバトルに出場し、好成績を収めるなかで、その注目度を高め、R‐指定のUMB3連覇でその存在感を確固たるものにしたと。そしてバトルだけではなく、各々のソロ作や梅田サイファーとしての作品リリースなどを通して作品制作を重ね、梅田サイファーの名前はリリースアーティスト、クリエイションユニットとして定着しました。そして満を持して『ビッグジャンボジェット』はソニーからメジャーリリースになります。その意味でも注目度は体感的に上がっていますか?(今回のインタビューにはR‐指定/KZ/ふぁんく/KBD/KennyDoes/teppei/テークエム/

OSCA/ILLSWAGGAGA/Cosaqu/DJSPI‐K/ドリームフィニッシュが参加)

KZ いま日本一周してて、立ち寄った城崎温泉の露天風呂で、タトゥーバリバリ入った連中と一緒になって。そしたら「バリKZに似てるやん」って言われて、そこで否定するのも変やから「KZやで」って伝えて、風呂上がりにみんなで一緒に写真を撮るっていう。そん時に「ちょっと有名なりだしたな」って実感しました(笑)。みんな卒業旅行で来てて「初任給で梅田のライブ行きます」って言ってて。めっちゃ熱かったっすね。

ILLSWAGGAGA 初任給でっていうのが、なお熱いっすよね。

R‐指定 ……GAGAさん、いま運転中ですか? 音声だけとはいえ、ZOOMインタビュー中に運転は危ないんで車停めてください(笑)。

――危ない危ない(笑)。ユニットに対する意識は変わったりしましたか? 

R‐指定 『Never Get Old』のリリースツアーを梅田サイファーとして出来たりを通して、徐々に意識は変わりましたね。個人的には『トラボルタカスタム』まででは表現しきれなかった自分たちの魅力を、今回のアルバムではそれぞれのメンバーの活躍によってアピール出来たんじゃないかなと思いますね。

ILLSWAGGAGA   僕は〝マジでハイ〞にも『トラボルタカスタム』にも参加してなかったんで、追い込まれるって意味ではモードが変わったと思いますね。宿題ちゃんとやらなあかんみたいな感じで、チェンジ期には入ったと思います。

KennyDoes うん、ケツ叩かれた感はありますね。R君がぶちかましてるところやったり、テークさんがBACHLOGICさんから声がかかったとか、KZさんの行動を見てると、「うわぁ、俺ももっと!」って。率直に言ってもっとやらなあかんなみたいな気持ちは今回のアルバムはありました。


――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA6月号にて!


梅田サイファー
大阪・梅田駅近くの歩道橋の上で行われていたサイファー(複数人が輪になり即興でラップをすること)の参加者によって生まれたヒップホップ集団。梅田サイファーとして『See Ya At The Footbridge』、『UCDFBR sampler Vol.2』、『Never Get Old』、『トラボルタカスタム』をリリースするほか、各メンバーが精力的にソロ活動を行っている。