【BUBKA 12月号】欅坂46 渡邉理佐 インタビュー『今こそ本当のベリサを知ろう 静かに燃える欅愛』

端正な顔立ちと冠番組での物静かな姿が、クールな印象を与える。 しかし一方で、髪を振り乱して感情のままに踊るような、情熱的な一面も持っているのが渡邉理佐だ。 仲間のために涙を流し、ひたむきに汗をかく優しさは、どこからやってきているのだろうか? ベリサの真の姿に迫る。 


倍返し


―夏の全国ツアーを終えてから、まとまったお休みはありましたか?

渡邉 休みが3日間あったので、実家に帰りました。

―おぉ~! それでは久しぶりにお母さんのご飯を食べたわけですね。

渡邉 はい。4ヶ月ぶりでした。

―実家では何をされていたんですか?

渡邉 友達の家でゴロゴロしたり、家族で出かけたりはしましたけど、洗濯とかも親にやってもらっていたので、あとは寝るだけでした(笑)。

―3日間休みがあると聞いた瞬間に、選択肢としては実家に戻る以外には……。

渡邉 それしかないです。

―即答ですね(笑)。旅行しようとは思わない?

渡邉 ツアーが始まる前から実家に帰るって決めてました。

―ゆっくり疲れを癒すことを選んだんですね。そろそろ本題に入らせて頂きます。まず、今年の夏は理佐さんにとってどんな夏でしたか?

渡邉 夏がなかったですね……あったんですけど(笑)。

―あったはずの夏が……。

渡邉 なかったです。8月はツアーで全国を周っていたり、フェスに出させて頂いたりで……本当に一瞬で終わりました。

―短く感じるということは、裏を返せばめちゃくちゃ濃密な日々だったということだと思うんですけど、忙しくて体力的に追い込まれたりしませんでしたか?

渡邉 あんまりなかったです。ツアーが楽しかったから。ずっとやりたかったツアーができて、すごく嬉しかったですし、充実していたので。

―大変さよりも楽しさが上回ったわけですね。

渡邉 はい。ライブが好きなので、それを全国に行ってできるっていうことがすごく嬉しくて。ステージに立ってパフォーマンスをすると、ファンの方が掛け声を入れてくれたり、サイリウムを振ったりしてくれるじゃないですか。それが楽しいんです。

―ブログにも書かれているように、本当にライブが好きなんですね。

渡邉 たぶん、発散できるから好きなんだと思います。ライブ中は感情的になれるので、いろいろな感情をぶつけられるんです。

―なんでライブだと感情が出せるんだと思います?

渡邉 握手会だと1対1なので緊張してしまったりするんですけど、ライブはみんながいるので。

―その感情の中には「喜び」や「楽しさ」だけでなく、「悔しさ」や「悲しさ」も含まれますよね。

渡邉 そうですね。

―この夏のツアーはどの感情を一番ぶつけましたか?

渡邉 やってやるぞ。

―覚悟みたいなことですかね。

渡邉 今回のツアーはメンバーが体調を崩してたり、完璧じゃない公演とかもいろいろあって、他のメンバーが体調が悪いんだったら、そうじゃないメンバーがカバーしなきゃみたいな気持ちがあったので。私は体調が全然大丈夫だったので、いつも全力でやってるつもりなんですけど、いつも以上に笑顔の曲は笑顔でやろうとか、そういう気持ちでやってました。


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渡邉理佐
わたなべ・りさ●1998年7月27日生まれ、茨城県出身。冷静と情熱のあいだを行き来する、欅坂46の青い炎。ファッション雑誌『non-no』の専属モデル入りを果たし、黄色い声援を受けとめる避雷針となっている。愛称は「ベリサ」。