【BUBKA 12月号】けやき坂46 佐々木久美&井口眞緒 インタビュー『もうひとつの夏』
この夏の欅坂46を最も近くで見ていたのは、間違いなくけやき坂46だったはずだ。
悩みながらも輝き続けた21人のことを、彼女たちはどのような気持ちで眺めていたのだろう。
そして、突如やって来た、あの子との別れ。
たしかな自信と受け継ぐべき意志を手に入れ、もうひとつの物語が加速する。
ドラマのような
――まず夏の全国ツアーを振り返ってみたいと思います。けやき坂46は全体でのライブだと出番も限られるので、気持ち的にもけやき坂46のツアーとは異なったんじゃないでしょうか?
井口 私は2曲に集中できるからとてもやりやすくて、好きです! 最初はテンパるんですけど3、4回重ねたらテンパることもなくなって、ほかの細かいところにちょっとだけ気を遣えた気がします。
佐々木 けやき坂46のパフォーマンスを観るのが初めての方も多かったと思うんです。その方たちに、どうしたら「けやき坂46も結構やるよな」ってところを見せられるかをみんなで話し合って。2曲しかないけど、だからこそ私たちの良さを知ってもらおうみたいに気合い十分でした。
――具体的に、けやき坂46のどういうところを見せたいと思いましたか?
佐々木 漢字さんはカッコいい曲のイメージが強いと思うんですけど、逆に私たちは笑顔で歌う曲が多いので笑顔全開みたいな。自分たちではハッピーオーラと呼んでいるんですけど(笑)、観ている人も気づいたら笑ってるみたいなパフォーマンスがしたいなと思ってました。
――前号の特集で欅坂46の皆さんに夏のツアーについて聞いたんですけど、けやき坂46の話を聞くと皆さん、佐々木さんがすごいと話していて。
佐々木 やだーっ、嬉しくて涙出ちゃう……。
――MCも煽りも自分たちより上手だし、けやき坂46に助けられたと。実際、僕らから見ても佐々木さんの煽りやMCはかなり完成度が高いと思いました。
井口 私もそう思います!
佐々木 MCは今まで私がひらがなのメンバーひとりひとりに聞いたことを構成していたんですけど、夏のツアーではみんなで考えて。今日はこの子がメインで喋るってことは事前に決めると、その子が「こういうことを話したんだけど、どう思う?」って自主的に質問してくれるんです。だから、今回のツアーはみんなで作り上げたMCだったと思います。
――僕が感じたのは、けやき坂46のMCはスポーツでいうところの「確実に点を取れるコンビネーション固め」ができるようになってきたんだということ。困ったときはここにパスを出せば大丈夫みたいなものが、佐々木さんを中心に構築されているっていう意味では、けやき坂46は欅坂46より先にできてるんじゃないかと思ったんですが、そのあたりはどうですか?
佐々木 最初の頃は12人全員が喋ると取っ散らかっちゃうから、みんな遠慮して、決まった人しか喋らなくなってたんですけど、「誰でもいいから思ったことあったら言っていいよ。遠慮とかいらないから、常にマイクはここ(胸元)ね?」って決めてたのもあって、いろんな子がツッコんだりボケたりする積極性みたいものは、ひらがなのツアーをやったおかげでできるようになったのかなと思います。
――井口さんはアドリブが強そうですよね?
井口 アドリブのほうが得意です! 決められたことを覚えるのは苦手なので。
佐々木 眞緒に振ると絶対にみんな「ワッ!」ってなるので頼もしいです!
井口 頼もしくないです! 思いつきです。
―― インタビュー続きは現在発売中のBUBKA 12月号にて!
(写真右)佐々木久美
ささき・くみ●1996年1月22日生まれ、千葉県出身。グループ随一のスタイルを誇る、スレンダー組合の久美長さん。最近のマイブームはまなふぃ(高瀬愛奈)。シナモンポーズをしながらの寝姿に悶絶したらしい。ちなみにまなふぃという愛称の生みの親は佐々木久美である。愛称は「くみ」。
(写真左)井口眞緒
いぐち・まお●1995年11月10日生まれ、新潟県出身。パフォーマンス、トーク、ブログで見る者の涙腺を支配する、けやき坂46のまおう。ファミレス潰しの異名を持つクレーマー体質の祖母、真面目すぎる弟などロイヤルファミリーもエキセントリック! 愛称は「まお」。
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