【BUBKA 1月号】乃木坂46 生駒里奈 インタビュー『私の美学』

「安定も名誉もいらない。私は常に崖を登っていたい」

東京ドームでのライブはアイドル界に新王者が誕生したことを告げる2日間だったと思う。

そして、そのグループを創成期から支え、時代のド真ん中で汗と涙を流していたのが生駒里奈だ。

アイドルとしてのあり方に悩み続けた彼女が貫く生き様は、美くもあり悲しくもある。

全てが過去になる前に届ける、魂のインタビュー。


神宮とライバル


――まずは東京ドームで行われた「真夏の全国ツアー2017FINAL!」についてお話を聞こうと思っていたのですが、本日タイミングよく「NHK紅白歌合戦」の3年連続出場が決まったので、そのお話から聞かせてください! おめでとうございます!

生駒 ありがとうございます! 少ないアイドル枠の中で欅坂46と一緒に坂道から2つ選ばれていることの意味をしっかり考えて、今年はパフォーマンスしたいと思います。アイドルに興味がない方にも、いい曲だなって思ってもらえるようにするのが今年の紅白の目標ですね。

――今の乃木坂46ってアイドル界を引っ張っていく立場にあると思うので、アイドルの魅力っていうのをお茶の間に届けるのもひとつの使命ですよね。

生駒 はい。見せたいです。

――やっぱり紅白には特別な思いがありそうですね。

生駒 初めて出た時は嬉しさが大きかったけど、今は紅白でのパフォーマンスが次につながっていくことも知っているので。まだ全員が出られるかはわからないけど、もし全員で出ることになったら、3期生は特にしっかりと紅白に出ることの意味の大きさを考えてほしいな。

――3年連続の紅白、そして東京ドーム。「乃木坂46も来ることまで来たな」みたいな実感があるんじゃないですか?

生駒 ここまで来たってよりも、私たち6年間やってきたんだなっていう方が大きいです。東京ドームに立つことよりも、東京ドームに立った時に恥ずかしくないものを作ることを考えてやって来たので、この6年間でここまで成長できたんだなっていう方が、大事なことだと思います。

――なるほど。ということは、東京ドームでのパーフォマンスには満足している?

生駒 足りないところもあったかもしれないですけど、ちゃんといまの自分たちができるものが、しっかり全部出せたなっていう時間でした。あとセットリストも、3期生ブロックがあって、アンダーブロックがあって、ユニットブロックがあってという感じで、東京ドームだけのスペシャルなものというよりは今までやってきたことを至って普段通りやる、ツアーの締めのライブっていう感じでしたよね。これも良かったと思います。

――たしかに普段通りの乃木坂46を貫いた印象です。

生駒 紛れもなく選抜メンバーよりもアンダーメンバーの方がライブは頑張ってきたし、乃木坂46 全体のライブパフォーマンスを底上げをしてくれたのは間違いなくアンダーだと思っているから。最初の神宮の時期、私たちも負けられないってアンダーに対して対抗意識が生まれたことがあったんです。全員でやるライブだけど、そこがあったから今の乃木坂46 があると思えば、アンダーブロックがあるのは当然だと思う。


―― インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA 1月号にて!


生駒里奈(いこま・りな)
1995年12月29日生まれ、秋田県出身。「友情・努力・勝利」の旗の下、熱い言葉と真っ直ぐな信念を秘めてドームに到達した乃木坂の背番号10。トレンドでもある「実はすごい血筋」も秋田美人でクリア。さらに金髪が似合うというサイヤ人感も発揮し、やっぱり主人公。愛称は「生駒ちゃん」。