【BUBKA 1月号】乃木坂46 樋口日奈&伊藤かりん インタビュー『ここで生きる理由』
乃木坂46にとってアンダーとは何なのか?
華やかな舞台で活躍し、今のアイドル界で最も輝いて見えるのが乃木坂46の選抜メンバーだろう。
しかし、同じグループに属しながら、なかなか陽の目を見ることができず、様々な葛藤を抱えながら黙々とステージに立っているアンダーメンバーがいることも忘れてはいけない。
彼女たちは何のために戦う?
モチベーション
――今日は、「乃木坂46にとってアンダーとはどういう存在なのか?」というテーマで話を進めさせてください。まずは、どういうモチベーションでそのシングル期間を過ごしていますか?
樋口 私はずっとアンダーでやってきました。大きく気持ちが変わったのは、高校を卒業してからです(昨年3月)。学校に通いながらだと、やっぱり忙しいんです。選抜に入ったら、もっと忙しくなるだろうなっていうのがありました。でも、学校と両立するんだと、私は決めていたんです。ちゃんと卒業するまで、私は頑張るって。その時の選抜は、すごく遠い目標でした。いつかなりたいなとは思っていたけど、在学中は今ほどの悩みはありませんでした。「私には学校がある」っていう理由があったからです。でも、高校を卒業すると、乃木坂として活動できる時間が増えたし、握手会にもたくさんの方が来てくださるようになって、少しずつだけど成長できているなって実感できるんです。だから、選抜に入りたいっていう目標がより明確になってきました。大学進学を諦めたということは乃木坂一本ということなので、自然と乃木坂について考えることが増えたんですけど、アンダーもすごく楽しいんですよ。以前は3列目だったけど、徐々に前に立たせてもらえるようになったし。あんなに嫌いだったカメラが、今ではちゃんと見られるようにもなったし。
――そんなに嫌いだったんですか(笑)。
樋口 自信がついてきたんでしょうね。今のモチベーションとしては、もうすぐ20歳になるから、いずれはグループを引っ張っていける存在になりたい、というものです。そのためには、まずはアンダーで自分の存在意義を見つけられるか、だと思っています。そうすれば、乃木坂全体の中での自分のあり方というものにつながると思うので。そういうことを最近は考えています。アンダーの力を上げれば、グループ全体の力が上がりますし。アンダーって意外と一番大事なんじゃないかなって、思います。
伊藤 すごくしっかりしゃべるなー。
――そうですね。カンペを読んでいるんじゃないか、くらいの(笑)。かりんさんはいかがですか?
伊藤 まず共感したのは、私もカメラに対して自信がないということです。
――そこですか(笑)。
伊藤 私はそういう短所を捨てて、長所を伸ばしていこうとするタイプなので、それぞれの道を進むっていうことかなと思いながら、話を聞いていました。あと、これはどこでもお話ししていることですけど、私はそんなに選抜に興味がないんです。私はライブが好きで、アンダーライブが生き甲斐なんです。大前提として、選抜が頑張ってくれているからこそ、私たちにもお仕事があるわけで、そこはすごくありがたいなとは思っています。
―― インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA 1月号にて!
樋口日奈(ひぐち・ひな)
1998年1月31日生まれ、東京都出身。激動の時代を強く可憐にNGなしで駆け抜ける、乃木坂46のひたむき大和撫子。そのルックスと雰囲気で昭和コントでは世のお父様方に懐かしさを届け、巣鴨商店街ロケではおじい様方をときめかせていた。でも、朝はセリフ噛みがち。愛称は「ひなちま」。
伊藤かりん(いとう・かりん)
1993年5月26日生まれ、神奈川県出身。行動力・気配り・サービス精神を兼ね備える、全日本有能協会の会長。『あさひなぐ』を主演の西野七瀬と共に映画館で鑑賞し、誰にもバレずに観終えるという難易度が高いミッションを完遂させた。愛称は「かりん」。
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