【BUBKA 4月号】 欅坂46 佐藤詩織 インタビュー『遠い先より今にピントを』

未知の世界へと挑戦し続けるこのグループでは、遠い未来を夢見るよりも今を大切にしながら進んでいくべきなのだろう。

佐藤詩織はそのことを十分に理解した上で、一つの武器を手に入れようとしている。

目の前のファンにいかに楽しんでもらうか。アイドルの基本に立ち返った彼女に追い風が吹いてきた。


写真展の理由

――佐藤さんのブログを観て、最近個別握手会でご自身が撮った写真を展示していることを知りまして。

佐藤 そうなんですよ。最近始めました!

――すごいアイディアですよね。

佐藤 本当ですか ? カメラマンとしてはまだペーペーすぎて恐れ多いんですけど、いい機会になればなって。あと、握手を待ってくれているファンの方がずっと並んでる間も退屈しないだろうし、来てくださった方に「来てよかった」と感じて帰ってもらいたいなと思って、ほかのみんながやっていないことをできないかなと考えて、ここにたどり着きました。

――カメラは学校で勉強したんですか?

佐藤 全然! 大学にカメラの講義があるんですけど人気が高くて、抽選倍率も毎回すごいから外れちゃって。次の4年生に賭けてるんですけど、今は本当に独学です。自分で設定を適当にいじっているだけなので、カメラをやってる方が見たらちょっとイヤだなって(笑)。

――では、カメラを使って何かを撮ったりすることには以前から興味があったんですか?

佐藤 もともとは中学生のとき、仲の良い友達に写真がすごく好きな子がいて。その子は自分のカメラを持って学校に来ていて、すごいイケてるなと思っていたんです。それで、私もちっちゃいカメラを買ってもらったんですけど、その頃はただカッコいいから持っているだけ。結局、全然使わずにそのときは終わったんですよ。でも欅に入ってから、私たちを撮ってくださる神藤(剛/欅坂46のジャケット写真やアーティスト写真を担当するカメラマン)さんの写真を初めて見たときに「なんだこれは!」と鳥肌が立って。それで、私も真似してこういう写真を撮ってみたいなと思ったのが、最近始めたきっかけです。

――なるほど。さっきも撮影中に青っぽい写真が好きと言ってましたが、それも神藤さんの世界観ですものね。

佐藤 はい。めちゃくちゃカッコいいと思っていて。渋谷でカメラを買ってすぐ、渋谷の街を撮ったんですけど、色の暗度を変えるといいよと教えてもらったのですぐ試して、青に寄せて真似して撮ってみました。


―― インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA 4月号にて!


佐藤詩織(さとう・しおり)
1996年11月16日生まれ、東京都出身。健気な美と愛おしい可憐さを併せ持つ欅坂46の麗しいちゃん。自撮りをすると高確率でブレるそうだが、逆におしゃれに見えてしまうあたりがさすが二科展入賞者。愛称は「しーちゃん」。