【BUBKA 4月号】 ももいろクローバーZ 短期集中連載「虹の懸け橋」開始! 佐々木彩夏『10周年への第一歩』

初登場&大特集オファーを出していた編集部も心底仰天した、有安杏果の電撃卒業。期せずして、歴史的転換点を雑誌媒体としては独占取材することになってしまったため、これはもうとことん向き合うしかない!と腹をくくり、連続ソロインタビュー企画を開始します。最初に登場するのは「全てのピンクを支配する者、統べる者」佐々木彩夏 aka あーりん。さあ、新しい虹を描こう!


 本編に入る前に、この連載の企画趣旨を編集部より説明させていただきたい。先月〝5人〞のももクロ緊急大特集号を制作し、発売後の反響の大きさも含め正直思ったのは、とにかくとんでもない火中に飛び込んでしまったなということだ。それだけに、勝手ながら大きな責任と、「5-1」となった4人を追っていきたいと強く感じた。

 5色から1色が消える。これは彼女を応援してきた人たちだけではなく、ももクロという運動体を愛する人全てにとって、とても大きな喪失だ。そして、それを一番強く感じているのは、あの4人だ。だが、取材時の彼女たちの表情や言葉には決して「5ー1」で終わらせないという決意が宿っていた。だから、きっとこれからの4人が見せてくれるのは「5-1+α」であり、むしろ「(1+α)×4」だと思った。グループ史上最大の逆境を乗り越えて突き進む4人は今、自分たちが持ち続けた色に新しい色を加え、それを結集させて虹を描き、ファンを東京ドームへと連れて行く〝懸け橋〞としてくれるはず。そんなイメージが頭に浮かんだ。そして決めた。よし、実際に描いてもらおう。

 インタビューの前に自分の持ち色で最初のアーチを、インタビュー後の時点で思い浮かんだ色をその上に描いてもらう。これを1人ずつ毎月続けていけば、東京ドーム大会が行われる5月には、おそらく8色の大きな虹が完成するはず。

 さあ、4人はどんな「新しい色」を用いて虹を描くのか。その完成を一緒に見届けて欲しい。(担当編集・ゾンビーノ)


8小節の葛藤

――前号では「最初で最後の〝5人〞での大特集」を組ませていただきましたが、BUBKAでは4人になったももいろクローバーZも全力で追いかけさせていだきます!

彩夏 ありがとうございます(笑)。嬉しいなぁ~。

――このタイミングでのインタビューなので、やはり1月21日、幕張メッセには触れないわけにはいかないのですが、あの日に到達するまでの1週間が、本当に激動でしたよね。

彩夏 そうですね。杏果が卒業を発表した日と、その翌日はとにかく取材をたくさん受けてました。

――本誌の取材も発表の翌日でしたし、新聞社や出版社を5人で巡り、とにかく息つく間もないくらい……。

彩夏 そこからはレギュラー番組の「5人での最終回」の収録をして。『ももクロChan』とか『桃色つるべ』とか、あとラジオ番組かな。それと同時進行で新曲『笑一笑』(4月11日リリース)のレコーディングもしていました。

――あっ、有安さんが卒業する前から、すでに「4人」での活動もスタートしていたわけですね。

彩夏 そうです。あと幕張メッセで披露する4人の『あの空へ向かって』も〝作って〞いかなくちゃいけない。4人でのリハーサルは2回ぐらいやったのかな?でも、レコーディングに関しては、いつもそうなんですけど、私たちの場合、1人ひとり、バラバラに録るので、あんまり「4人」って感じはしなかったですね。だから、あの1週間に関しては「最後の5人の時間を楽しもう」って気持ちのほうが大きかったかな。


―― グラビア、インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA 4月号にて!


佐々木彩夏(ささき・あやか)
1996年6月11日生まれ、神奈川県出身。長き黒髪なびかせて降臨した、ももクロの大天使。仕事に対するストイックな姿勢とブリブリのアイドルキャラのギャップから、「佐々木プロ」と畏怖と敬意をもって呼ばれることもある。(アイドルだから)体組成成分の50%はシュークリーム、あとの50%はロールキャベツ。愛称は「あーりん」。