【BUBKA 11月号】 身長3m、体重500㎏、"バズる" レスラー アンドレザ・ジャイアントパンダとは? 新根室プロレス代表 サムソン宮本 インタビュー

昨年、Twitter にアップされたある動画がプロレス界、いや世間を賑わせた。それは巨大すぎるパンダがプロレスリングで暴れまわる姿。発信元は北海道・根室の小さなプロレス団体。突如現れた規格外のレスラーは大きなバズを起こし、一躍有名になっていく。大きなパンダの中の秘密を探るため、所属団体の新根室プロレス代表・サムソン宮本に話を聞いてきた。


DAPUMPと共演

――今大会(9・8根室三吉神社大会)で、アンドレザ・ジャイアントパンダがブレイクして1周年なんですよね。

宮本 そうですね。ちょうど昨年の今くらいの時期に地元の北海道新聞根室版に掲載されて、それがツイッターで拡散されたんですよ。その後、お客さんがアップしたアンドレザvsハルク豊満の試合動画もどんどん拡散されて。「この巨大なパンダは何なんだ?」と。

――瞬く間に話題になりましたよね。メディアからも引っ張りだこになって。

宮本 ちょっと信じられない感じでしたね。メディアで最初に連絡が来たのが、AbemaTVで。稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんが出演された『72時間ホンネテレビ』からオファーをいただきましたから。

――〝新しい地図″を広げた先にいたのが、アンドレザ・ジャイアントパンダだったと(笑)。

宮本 アンドレザの扱いは動物枠だったんですけどね(笑)。

――なぜか動物(笑)。

宮本 アルパカとか柴犬とか、その中の一つで。テロップには「新根室プロレス」と出してもらいましたが、プロレスラーという扱いではなかったです(笑)。でも、すごく大きく取り上げていただいたんですよね。

――この一年間、メディアへの露出は凄いんじゃないですか?

宮本 ホントに、こんな展開はまったく予想してなかったんですよ。心の準備ができてないというか。一番意外だったのは東京ガールズコレクションに呼んでいただいたときで。あまりにも住む世界が違いすぎて、いまだに「何で呼ばれたんだろう?」って不思議なんですよ(笑)。

――地上波のメジャーのテレビ番組にもいろいろ出られてますよね?

宮本 『行列のできる法律相談所』や『めちゃイケ!』とか。最近では、フジテレビの『逃走中』に出させていただいたんですけど、あれは本当に大変でしたよ……。だって炎天下の中、上野の街を30分間歩き回るんですよ!? アンドレザ・ジャイアントパンダ、デビュー以来、もっとも過酷な闘いでしたよ!(笑)。

――根室在住だけに、なおさら暑さには弱かった(笑)。

宮本 アンドレザ自身も「地獄だ」って言ってました(笑)

――この夏は、日テレの『24時間テレビ』にも出てましたよね。

宮本 DA PUMPさんと共演させていただきまして、あれは夢みたいでしたね。

――1年前からは考えられない状況ですよね?

宮本 もう想像もつかないですよ。北海道の東の果てで、細々とアマチュアでプロレス団体をやっていたのが、一気にこうなってしまうんですからね……私自身、不思議で仕方がないです(笑)。

――パンダで人生変わったと(笑)。

宮本 変わりましたねえ(笑)


―― 続きは絶賛発売中のBUBKA 11月号にて!


サムソン宮本/無理しない、怪我しない、明日も仕事をモットーに根室で旗揚げされた新根室プロレスの代表。普段は地元でおもちゃ屋「ブルート」を経営している。