【BUBKA 12月号】伊賀大介(スタイリスト)×中溝康隆(プロ野球死亡遊戯)対談 日本野球界を救うジャイアンツ妄想遷都計画
「村田修一引退」のトピックで始まった、『プロ野球死亡遊戯』の中溝康隆とスタイリスト伊賀大介の対談は、深夜の喫茶店で巨人愛がスパークし、いつしか話は場外へと綺麗な放物線を描いて飛んで行った……。
というわけで、急遽決まった2ヶ月連続掲載の後半戦は、日本野球界の未来を救い、我らが巨人軍が永久に不滅であるために、闘魂こめて語り合う!
さらば東京ドーム
――前号では「村田修一の引退」をテーマに話して頂いたんですが、いつの間にか「さらば原巨人」へと話題が移り、ついには「どうする巨人?」へと発展したところでタイムアップとなりました。なので、今回はその続きとして、さらに深く今後のジャイアンツについて話して頂きたいと思います。
中溝 岡本(和真)があれだけ結果を残しても、世間的には全く知られていない。これが今のプロ野球、巨人の現状だと思うんです。そこで打開策として一つ挙げたいのが、東京ドームを新しい球場にするということです。もう30年経ちますし、球場として限界。総天然芝の屋根開閉式の球場を作れば東京の新たな観光スポットになると思うんですよ。よく晴れた日曜日に野球を観に行って、太陽の光が遮断されているのってなんか残念じゃないですか。
伊賀 もうそれしかないですよね。「やっぱジャイアンツすげぇわ」みたいになるはず。実際、ここ2、3年の東京ドームは外国人の観客が多いから、その人たちに「なんだこれ?」みたいに思われたくないじゃないですか。あの東京ドームで良いと思っている人たちは、一回ヤンキースタジアム行ってこいよって思います。俺も行ったことないけど(笑)。でも、往年の名選手達のタペストリーが飾られている球場前の写真とかを見ると、もう最高で!歩くだけでアガりまくると思います!
――極端な話、足を運ぶだけでも楽しめるような球場なら、選手やルールを知らない人でも行きたくなりますよね。
伊賀 『報道ステーション』で不定期でやる「MLB30球場全部行く」っていうコーナーがあるんです。この前、シカゴのリグレー・フィールドの回を観たんですけど、外観がこういう感じで、通りがこういうんで、試合前になるとブートTシャツ屋さんが並びます。Tシャツが200種類ぐらいあるんです。それでこの通りのホットドッグがすごいウマいです……とか紹介して行って、あとはギャランティード・レート・フィールドとかシェイ・スタジアムとかも紹介されていました。それを見るだけでめちゃくちゃ楽しい。ミニッツメイド・パークはホームランを打つと外野席の後ろにある機関車が汽笛を鳴らしながら走るんです。あと、俺はPNCパーク(ピッツバーグ・パイレーツ)に行きたい!
――MLBの球場はどれも魅力的ですよね。
伊賀 上原(浩治)も外野にブルペンがあって、そこから登場できるような球場だったら、もっと客も盛り上がったのに!
中溝 球場も含めた演出っていうのは大事ですね。
――記事の続きは絶賛発売中のBUBKA 12月号にて!
いが・だいすけ●1977年、東京都生まれ。22歳でスタイリストとしての活動を開始。『MEN’S NON-NO』や『smart』といったファッション誌、映画『モテキ』『バクマン。』などのヒット作、東京事変や銀杏BOYZら音楽家との仕事のほか、広告・舞台と幅広い分野で活躍中。また、音楽や映画、印刷物にも造詣が深いことでも知られる。
なかみぞ・やすたか(プロ野球死亡遊戯)●1979年埼玉県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。ライター兼デザイナー。2010年10月より開設したブログ『プロ野球死亡遊戯』は現役選手の間でも話題に。『文春野球コラムペナントレース2017』では巨人担当として初代日本一に輝いた。ベストコラム集『プロ野球死亡遊戯』(文春文庫)が好評発売中!
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