【BUBKA 1月号】HKT48 田中美久 グラビア&インタビュー 「Full of Bounce」

秋から冬、そしてまた今年の終わりを感じるこの時期。

17歳になった田中美久の人生の季節も少しずつ変わってきている。

いつも一緒にいた相方との少し長いお別れ、グル―プにおける責任感…… 。

でも、そんな不安を吹き飛ばす笑顔の彼女がここにいる。

ネガティブだった

 11月26日に7周年を迎えたHKT48だが、今、大きな試練が訪れている。

 宮脇咲良と矢吹奈子のふたりが日韓合同のガ―ルズグル―プ『IZ*ONE』(アイズワン)での活動に専念するため、2021年春まで、AKB48グル―プとしての活動を約2年半、休止することになったのだ。

 現在、長期活動休止中の兒玉遥、半月板損傷からのリハビリ中の朝長美桜を合わせると、昨年まで当たり前のように選抜に入り、時にはセンタ―を張ってきた主要メンバ―が4人も不在ということになる。長い48グル―プの歴史の中でも、ここまで劇的な変化に突然、襲われたケ―スはちょっと記憶にない。

 この状況を直近の楽曲で矢吹奈子と一緒にセンタ―を張った田中美久はどう考えているのか?


「奈子ちゃんがHKT48から離れるって聞いたのは、突然のことだったので驚きました。でも、すごいと思うんです! 奈子ちゃんがIZ*ONE で活躍すればするほど、HKT48の名前も広まると思いますし、こんなメンバ―もいるんだよって知っていただけるきっかけにもなる。ポジティブに考えれば、2年半後に奈子ちゃんはHKT48に必ず帰ってくるんですよ!そのときに奈子ちゃんは確実に大きな存在になっていると思うので、自分も頑張らなくちゃいけないなって」


 小学6年生でHKT48に3期生として加入した田中美久は、早い段階から矢吹奈子との『なこみく』として活動した。お披露目の3カ月後には異例のスピ―ドでチ―ムHへ昇格。さらには、なこみく名義のオリジナル曲『生意気リップス』まで制作され、さいたまス―パ―アリ―ナで大々的に披露された。


「あのころはちょっと辛かったですね。そうやって、たくさんチャンスをいただけるのはうれしいし、ありがたかったんですけど、自分にそこまでの実力がないことはわかっていたし、昇格できなかった同期のことを考えると心が苦しくて。昇格したときも、その場ではじめて知ったんですけど……なんか怖くて、いつも奈子ちゃんと一緒にくっついてました(笑)。でも、本当に奈子ちゃんと一緒だったから、なんとか乗り越えることができたんですよ。相談することもできたし、奈子ちゃんと比べられることも多かったので頑張ることができた。奈子ちゃんと一緒にいるときは、私も嬉しいことがあると「やった、やった―っ!」って子供みたいにはしゃぐことができたんです。あっ、本当に子供だったんですけどね、ウフフフ。でも、ひとりになると『大丈夫かなぁ……』って。基本、ネガティブだったから、奈子ちゃんがいなかったらダメになっていたかもしれないですね、私」


―― グラビア&インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA 1月号にて!


たなか・みく
2001年9月12日生まれ、熊本県出身。HKT48・チ――ムH所属。読者の期待と早送りされたカレンダ―のおかげで前回(9月号)から異例の速さで紙面を飾る「みくりんA/W」。ファンを首ったけにする秀逸なオフショットで、思わず「サレンダ―!」と叫びたくなるほどのSNSの使い手。愛称は「みくりん」。