【BUBKA 3月号】ももいろクローバーZ 密着ドキュメントレポート 2018-2019 「ももクロが見せた年末の覚悟」
激動の2018年は「最高」の笑顔で締めくくられた。
未踏を激しく、そして軽やかに突き進むももいろクローバーZの年末年始を渾身のレポート!
「なんて素晴らしいコンサートだろう! これぞ2018年の総決算。ももクロにとって今年は濃くて、最高に充実した1年だったんだな」
2018年12月24日。
『ももいろクリスマス2018』の初日が終わった瞬間、僕はそう感じてしまった。
昨年「ももクロの完成形」とまで言われた『ももいろクリスマス2017』を同じ会場の、ほぼ同じ席から見ていたのだが、ライブ中盤で「あぁ、もう昨年を超えた」と思ったし、ライブ終盤は、もう一瞬たりともステージから目が離せなくなっていた。
いい1年だったな……と思って、ハッとした。
1月の段階で、年末にこんなにもおだやかな気持ちで最高の1年を総括できるなんて、誰が想像できただろうか? まったく当たり前ではないことを、当たり前のようにやってのける4人の「人間力」に感嘆したクリスマスイヴ。そして、それがやっぱり当たり前なんかじゃなかったことをメンバーの涙で知ったクリスマスの夜。2018年のクライマックスは満足感のあとに、さまざまなことを考えさせられた2日間だった。
その前にようやくゴールを迎えた『青春』ツアーから振りかえってみたい。
47の階段
2017年4月にスタートした47都道府県ツアー『青春』は、2018年12 月8日に茨城県で千秋楽を迎えた。
約1年8カ月をかけての日本一周。
基本的に同じセットリストで全国を周る(ツアー中に新曲もリリースされるので、その都度、細かい変更はあったが、ベースは変わらない)、という、彼女たちにとってはじめての経験。週末になると、日本のどこかに飛んで、1000~2000人程度のホールでコンサートを敢行するという生活がずっと続いてきた。
「最初は『これ、本当に終わるのかな?』ってみんなで話していた。あと45都道府県です、とか言われても実感が湧かないし、まったくゴールが見えなかったからさ。それがこうやって千秋楽を迎えると、本当にアッという間だったよね」
開演前、ご当地ロケのために前乗りしていた高城れにが作ってくれた、自家製こんにゃくに舌鼓を打ちながら、メンバーは口々にそう語った。ツアーの合間に味の素スタジアムや東京ドームでのライブもあった。それでも、すぐに地方に飛んで、小さめのホールでパフォーマンスをすることで、この1年8カ月、ずっと足元を見失わずに走ってこれたような気がする。
――レポートの続きは絶賛発売中のBUBKA 3月号にて!
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