【BUBKA 7月号】《乃木坂46『Sing Out!』総力特集》 Seishiro(コレオグラファー)インタビュー「作られた美しさよりも」

『インフルエンサー』の「超高速のダンス」と『シンクロニシティ』の「しなやかなコンテンポラリーダンス」。

コレオグラファー・Seishiroが授けたダンスは、2年連続で乃木坂46を頂点へと導いた。

メンバーを優しく見守る振付師として、そして同じステージに立つ表現者として、彼女たちをどう見ているのだろうか?

人生のダンスリレー

――ダンスを始めたのは何歳からですか?

Seishiro(以下、S)中学3年生でヒップホップ、ロックダンス、ブレイクダンスを始めました。20歳で上京してからはジャズ、バレエ、コンテンポラリーも始めました。

――上京したのは、ダンスの道で生きていくという決意を持って、ですか?

S そうです。無計画だったから、最初はネットカフェで寝泊まりをしていました(笑)。ひと月くらいしてからダンススタジオに行ったら、そこの先生が気に入ってくれて。「次の週のレッスンの代講をやってくれ」って言われて。

――2015年、日本最大級の振り付けコンテスト「Legend Tokyo」に最年少で優勝されたそうですね。

S それが自分の存在を知ってもらうきっかけになりました。その前年は東京では1位だったけど、全国で優勝できなかったのが悔しくて。人生の中で、「負ける」っていうのがすごく嫌なんです。

――2年目で優勝しちゃったんですか?

S そうですね。有難いことに審査員の過去最多得票を頂きました。

――すごいですね(笑)。芸能界との関わりができ始めたのは?

S 玉置成実ちゃん、きゃりー(ぱみゅぱみゅ)ちゃんやE-girlsのFlowerのライブのダンサーや振り付けをするようになってからです。乃木坂46は『インフルエンサー』から手がけさせてもらうことになりましたけど、スタッフの方が私を知ってくださったきっかけは、多分ですけど、私が出したミュージックビデオなんです。鎌倉の光明寺で撮った『邪浄朱仏』という作品を見てくださったんだと思います。この映像がいろんなアーティストさんのMVの参考資料でめっちゃ使われるようになったんです。2017年1月の作品ですね。


――インタビュ―の続きは絶賛発売中のBUBKA 7月号にて!


Seishiro
1990年生まれ。自身もダンサーとして活躍する一方で、数多くの振り付けや舞台演出を提供。乃木坂46では『インフルエンサー』『シンクロニシティ』のレコード大賞受賞曲の振り付けを手がけており、他にも「バイトル」「スーツのはるやま」のCMにも携わっている。