【BUBKA 9月号】かみじょうたけし インタビュー 智辯和歌山高校野球部が日本でいちばん愛されている理由
高校野球芸人・かみじょうたけしが決める歴代ベストナイン&名勝負ベスト3
2000年から4人
ベストナインとなると山野純平、池辺(啓二)、武内(晋一)、それからキャプテンの堤野(健太郎)くん……100安打、11本塁打の大会記録を打ち立て、「豪打・智辯」のイメージを作った2000年の夏のメンバーはハズせんやろね。ポジションは池辺がセンターで武内がファースト。ファーストには坂口(真規)もおるけど、やっぱり武内やろね。優勝した年も2年で学年はひとつ下なんですけど、打球の速さが違いましたよね。そんでショートは堤野くんやけど。彼が言うてましたよ。僕からしたら彼もすごい選手で慶応から上にいくんやろと思ってたけど「かみじょうさん、(2番だった)僕の後ろを打ってるのが武内と池辺ですよ。あの二人のバッティング見てたらこういう人がプロいくんやって思いますよ。次元がまったく違いました」って言うてましたね。武内はホームランも打ったけど甲子園ではフェン直(フェンス直撃)が多くてね。ラッキーゾーンがあった頃なら、清原さんの持つ甲子園通算本塁打記録の13本を抜いてたかもしれません。
山野は背番号9のライトでバッティングもめっちゃ良かったけど、胴上げ投手なんで右投手の枠にいれましょう。そしてライトは西川(遥輝)。ちなみに髙嶋監督も選手時代は俊足の1番打者だったそうです。顔は全然、違いますけど(笑)。右投手だと1997年の代の高塚(伸幸)さんも投げっぷりの良い速球派でカッコよかったんですけど、智辯の複数投手制のイメージを作ったってことで山野かな。ちなみに高塚さん、今ボクの地元淡路島で寿司職人をやられてます。
そんで左投手は岡田(俊哉)。智辯では珍しい絶対的エース。とにかく髙嶋先生が岡田のことめっちゃ好きでね。2009年に甲子園出場を決めた時の激励会で髙嶋先生が「岡田の成長がねぇ。このチームは岡田のチームなんですよ」って嬉し泣きしたんですよ。その頃の智辯って甲子園は当たり前で、どこまで勝ち上がれるかってチームだったから僕もビックリしたんですけど、岡田はもっとビックリしてましたよ(笑)。甲子園では体調不良だったけど初戦の滋賀学園戦で完封してね。やっぱりスゴイ投手やなって思いましたよ。
レフトとセカンドは今の子をいれてもいいですか。レフトは去年から出てる根来塁。とにかくバットコントロールがすごい。仕事で2019年のセンバツのベストナイン作ってくれって言われたんですけど、彼を選んでます。あとセカンドで現在のキャプテンの黒川(史陽)くん。この子も安打製造機タイプやけどチャンスにも強い。今年の夏はこの二人に注目したいですね。
――インタビューの続きは絶賛発売中のBUBKA9月号にて!
かみじょうたけし
1977年生まれ、兵庫県出身。2014年『アメトーーク!』の「高校野球大大大好き芸人」に出演し、異常なまでの高校野球愛を披露。出演後、Twitterのフォロワーが激増し、高校野球芸人としてブレイク。毎年、甲子園はもちろん、地方球場にまで足を運び球児を追い続けている。
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