【BUBKA 11月号】『Rの異常な愛情──或る男の日本語ラップについての妄想──』 書籍発売記念特集 R-指定(Creepy Nuts)「日本語ラップがもつ無限の魅力」
R- 指定が自由好き放題に「日本語ラップ」について妄想&分析トークするイベント『Rの異常な愛情──或る男の日本語ラップについての妄想──』が単行本化された。
ライヴやアルバム制作に、ラジオをはじめとしたメディア出演が重なる超多忙スケジュール……その渦中に開催されたイベントの「裏側」、単行本には収まりきらない「日本語ラップ」の魅力を訊いた。
写真=山﨑凌
ファンから余命宣告?
――今回は『Rの異常な愛情』の単行本記念ということで、これまでのイベントや書籍制作を振り返っての感触をお話いただこうと。
R トークに向けて調べ直したり、復習したことで、改めてラップの魅力を感じたのと同時に、自分の中で整理し直す作業でもあったので、このイベントを6回やったことで、自分のラップが6段階ぐらい上手くなったと思いますね……まあ『よふかしのうた』の制作やプロモーションと被ってた、「THA BLUE HERBの旅路」(第5章)と「00年代のRHYMESTER」(第6章)の回は大変過ぎましたけど(笑)。
――「00年代のRHYMESTER」の時はスタートまで顔が真っ青だったもんね。だけど、トーク中はどんどん元気になっていって、これは復調したのかな、と思ったら、終わった後に楽屋へ戻るエレベーターの中でへたり込んじゃって。その部分にはプロフェッショナリズムを感じたんだけど、あれは客前のサービス精神として空元気を出してたのか、ライムスターやラップの話をするのが楽しすぎて元気になったのか、どっちだったの?(笑)
R 両方じゃないっすかね。お客さんの前だから気合い入れなアカンっていうのと、好きな曲を聴いて、好きな曲のこと喋ってるから、テンションが上がったっていう。そういう生理現象ですね(笑)。結局、ラップしてるとき、ラップの話してるとき、ラップを聴いてる時が楽しいし、逆にしんどければしんどいほど、ラップすると気持ちよくなってくるんで……って、早死にしそうやな(笑)。この前、大阪でイベントがあった時に、お客さんから「そういえば9月が誕生日ですよね。あと1年楽しんでください」って言われて、「え? どういうことですか?」って(笑)。
――相手は泣きながらでしょ?(笑)
R 泣きながら「あと1年楽しんでください」……こわっ! 絶対死ぬ予言じゃないすか(笑)。まあ「これからもいい1年にして下さい」と言い間違えたみたいなんですけど、それにしても色々気をつけなあかんなと。
――インタビュ―の続きは絶賛発売中のBUBKA11月号にて!
R-指定
大阪府出身のラッパー。高1から梅田サイファーに通いバトルやライブ活動を開始。2012年からMCバトル全国大会UMB で3連覇を成し遂げ、『フリースタイルダンジョン』のラスボスに。現在はDJ松永とCreepy Nuts として活動中。
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