【BUBKA 11月号】『Rの異常な愛情──或る男の日本語ラップについての妄想──』 書籍発売記念特集 lyrical school hime×risanoインタビュー 私たちの欲しかった『教科書』

漢さんのイメージが変わった

――lyrical schoolのhimeさんとrisanoさんはほぼ皆勤賞でこのイベントに遊びに来ていただいてますね。

hime   ここまで深くラップを語るイベントは見たことがなかったし、「Rさんってこんなに研究してるんだ」ってことを知れて、だからこそCreepy Nutsとしての、Rさんのパフォーマンスがあるんだなって腑に落ちましたね。あと、般若さんの回を聞いた後に、般若さんのライヴを見たら、それまでと見方や聴き方が変わった実感があったんですよね。漢さんやSHINGO★西成さんのラップが話芸に通じてるっていうのも、ライヴで感じてたことを言語化してくれた感じがあって。だから、より深くヒップホップを楽しめるようになったと思います。

risano   紹介されているアーティストをもっと掘り下げたくなって、もっと好きになるよね。スゴく深いんだけど、同時に本当に内容がキャッチーでわかりやすいですよね。私は日本語ラップはまだまだ勉強中なんですけど、それでも置いてけぼりにされる感じもないし、ノートを取りながら見て、後で題材になった曲を聴きながら、ノートを読み返してもう一回復習してて。で、今回の単行本は欲しかった教科書! みたいな(笑)。イベントの時だと分からなかった単語とか、本の中でも知らない用語が出てきても、結構細かく注釈が入ってるから分かりやすいし、スムーズに読めるんですよ。

hime   そうそう! スラスラ読めるから、どんどん読みたくなる。ライミングの分析もちゃんと歌詞が乗ってたりして分かりやすいし、Rさんと高木さんの解説も深い部分はスゴく深いし、もともとラップが好きな人でも勉強になると思いますね。


――インタビュ―の続きは絶賛発売中のBUBKA11月号にて!


hime
5月14日生まれ、神奈川県出身。lyrical school最年少メンバーながら、ヘッズの両親に育てられ、ヒップホップの知識はかなり豊富。最近のお気に入りは舐達磨『GODBREATHBUDDHACESS』。

risano
9月28日生まれ、東京都出身。ハスキーボイスの帰国子女fromアメリカ。高校生の頃、L.A.に単身ダンス留学も。日本の文化を海外に発信する動画(#risanonews)をSNSで毎日更新中。